2021年06月に[Windows 11]が発表されました。2025年10月にサポートが切れるWindows 10では無償アップグレードが可能ですが、システム要件に比較的に新しい仕組みが求められているので、アップデートできるか確認しておくと良いでしょう。確認はMicrosoftが提供するアプリ[PC正常性チェック]からできます。
Windows 10のサポート終了日は?
Windows 10のサポート期限は2025年10月14日とされています。
ただし、サポート期間がバージョンごとに異なり、最新バージョンを使用していないと前述した期限日まで使い続けることはできません。サポートが終了したバージョンは、更新プログラムが提供されなくなりセキュリティリスクが高まるので、使い続けるのは不可能と言えます。
すでにサポート終了日を迎えた古いバージョン(2004まで)もあるので、常に最新バージョンへアップデートするようにした方が良いでしょう。
バージョン | 終了日 | 備考 |
---|---|---|
20H2 | 2022年05月10日 | |
21H1 | 2022年12月13日 | |
21H2 | 2024年 | 予定 |

Windows 10のバージョンを確認する方法
Windowsには “7” や “8” と言ったバージョンがありますが、Windows 10では “10” の他にも大型アップデートごとに “1903” などのバージョンが付与されています。
PC正常性チェックアプリの使いかた
ダウンロード&インストールする手順
- WebブラウザよりMicrosoftへアクセスし[互換性の確認]より【PC 正常性チェック アプリのダウンロード】をクリックします。
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックで実行し、表示内容を確認した上で問題がなければ【インストール】をクリックします。
- インストールが完了したら、表示内容を確認した上で問題がなければ【完了】をクリックします。
Windows 11を確認する手順
- PC正常性チェックの[Windows 11を導入しています]より【今すぐチェック】をクリックします。
- 表示された内容を確認します。
「このPCでWindows 11を実行できます」「このPCではWindows 11を実行できません」などと表示されます。
互換性の確認アプリの使いかたは以上です。
「このPCではWindows 11を実行できません」と表示された場合には、システム要件を満たしていない場合があります。
Windows 11を実行できない原因は?
Windows 11を動作させるのに必要な最小限の性能がシステム要件で示されます。動作させるパソコンが以下の要件を満たしていない場合、Windows 11へアップデートすることはできません。
項目 | 要件 |
---|---|
CPU | 1GHz以上で2コア以上の64 ビット互換CPUまたはSoC |
RAM | 4GB以上 |
ストレージ | 64GB以上 |
システムファームウェア | UEFI、セキュア ブート対応 |
グラフィックスカード | DirectX 12 以上(WDDM 2.0 ドライバー)に対応 |
ディスプレイ | 9インチ以上、8ビットカラーのHD解像度(720p)ディスプレイ |
インターネット接続 | Microsoftのアカウントとインターネット接続が必要 |
ここ数年で発売されているパソコンであれば性能面では問題ないでしょうが、「このPCではWindows 11を実行できません」と表示された場合は[CPU]を始め[UEFI]や[セキュアブート]に加え[TPM 2.0]に対応していない場合が多いかもしれません。

Windowsパソコンで BIOS か UEFI かを確認する方法
パソコンは古くから “BIOS” が使われていましたが、比較的に新しいデバイスでは “UEFI” が使われていることも多くなりました。使用しているパソコンが、どちらを使って起動しているかはOSから確認することができます。