Windows7ではメニューから “サインアウト(「ログオフ」「ログアウト」とも言う)” することができましたが、Windows 10では表示されなくなってしまいました。そこで「どうやってサインアウトするのか」と思ったら別のメニューが存在していました。
「サインアウト」とは?
パソコンにパスワードを設定していると、起動時に “パスワードの入力画面” が表示されます。サインアウトを簡単に言えば、このパスワードの入力画面まで戻す操作のことを指します。
本来は複数のユーザーでパソコンを共有している際に使用するものですが、エクスプローラーなどを再読み込みさせる場合にも用いられます。
パスワード画面に戻すだけであれば “画面ロック(Windowsキー+Lキー)” すればよいので、明示的に「サインアウトしたい」と言う以外には使用しないかもしれません。
シャットダウンや再起動にスリープとの違い
サインアウト(ログオフ・ログアウト)と同じグループに属する機能としてシャットダウンや再起動にスリープがあります。
シャットダウンとは、パソコンの電源を切る操作です。パソコンを使わなくなればシャットダウンしておくと電力を消費しませんが、一般的には2時間以内に起動するのであればスリープの方が省エネと言われています。
スリープとは、現状を維持したまま省電力で待機させる操作です。しばらく席を外すがシャットダウンするほどでは無い場合に使用すると省エネです。この場合、起動中のソフトウェア(アプリケーション)は、スリープ前と同じ状態で保持できますが処理は止まります。
再起動とは、前述した “シャットダウン” から “電源オン” までを自動的に行う操作です。Windowsのシステムを最初からすべて再読み込む必要がある場合に使用します。
明確に違いがありますが “シャットダウン” と “スリープ” が似たような機能であり “サインアウト” と “再起動” が似たような機能と言えます。
サインアウトする手順
Windows 10でサインアウトするやり方は以上です。
前述したとおりサインアウトは再起動で賄うこともできるので、個人ユーザーのパソコンではあまり使う場面に出くわさないでしょうが、覚えておくと使う時がくるかもしれません。