Windows 10にて、ある日パソコンを起動したまま放置していたらファンが狂ったように回りだして、何かと思ってタスクマネージャーで確認してみたら『Rundll32』ってのがCPUを占有してました。
症状
パソコンを起動したまま放置してテレビを見ていたら、急にファンが回りだしました。おかしいと思って調べようとマウスを動かしたらファンがおとなしくなったので、ますます怪しく思いました。ウィルス対策はしていますが、ほとんどあてにしていないので調べてみることにしました。
対策
タスクマネージャーで確認
いったい裏で何が動いているか確認するためにタスクマネージャーを起動したままパソコンを放置してみました。しばらくするとまたファンが回り始めたのでタスクマネージャーを確認してみると『Windowsホストプロセス(Rundll32)』って言うプロセスがTOPに君臨していました。
タスクマネージャーはショートカットキーが割り当てられており『Ctrl』+『Shift』+『Esc』で起動します。
『Rundll32』ってなに?
『Windowsホストプロセス(Rundll32)』が何者なのか知らなかったので調べてみるとDLLの中にある関数を呼び出すときに使うらしいです。
なので、『Windowsホストプロセス(Rundll32)』が裏で何かを実行していると言うわけではなく、『Windowsホストプロセス(Rundll32)』を実行している何かのプロセスがあるということです。
原因プロセスを特定する
『Windowsホストプロセス(Rundll32)』を使っているのを誰か特定するのは簡単です。タスクマネージャーのタイトルヘッダーを右クリックして表示されるコンテキストメニューから『コマンドライン』をクリックします。
コマンドラインの列が表示されるので『Windowsホストプロセス(Rundll32)』行の『コマンドライン』列を確認すると以下のような文字列が表示されていました。
C:\WINDOWS\system32\rundll32.exe invagent,RunUpdate -noappraiser ~
っが、これだけ見てもよくわかりませんので『invagent,RunUpdate』をまた調べてみると英語のサイトばかり検索されますが、どうやら『Windowsカスタマーエクスペリエンス向上プログラム』が原因のようです。
無効にする方法
原因が分かったので『Windowsカスタマーエクスペリエンス向上プログラム』を無効にしてみます。
- タスクスケジューラーを起動します。
タスクスケジューラーはファイル名を指定して実行より『taskschd.msc』と入力すれば実行できます。
- 『タスクスケジューラー』→『タスクスケジューラライブラリ』→『Microsoft』→『Windows』→『Customer Experience Improvement Program』とたどりタスクを表示させます。
- 表示されたタスクを全て『無効』にします。
“無効”にする方法はタスクを右クリックして表示されるコンテキストメニューから『無効』をクリックします。
『Windowsカスタマーエクスペリエンス向上プログラム』を無効にするやり方は以上です。
まとめ
設定してからしばらく様子をみてみましたが、タスクマネージャーで『Windowsホストプロセス(Rundll32)』がTOPに来ることが無くなったので問題ないかなと思います。
あと、たしかこの設定を一発でできるフリーソフトがあったような気がします。見つけ次第追記したいと思います。