インクジェットプリンターで印刷した結果、「かすれがある」「色がおかしい」などの場合には[ヘッドクリーニング]を行うのが効果的です。ヘッドクリーニングの効果が出ているかをチェックする仕組みもあるので合わせて実行すると良いでしょう。
キャノン製のプリンターを例とします。他のメーカーでも同様にできることが多いですが、名称などが異なる場合があります。
ヘッドクリーニングとは?
インクジェットプリンターはノズルから各色を吐出することで印刷する仕組みです。
このため、ノズルが目詰まりしていたりすると、適切な量のインクが吐出されずに「印刷がかすれる」「色が出ていない」と言ったトラブルが発生するため、このような症状を改善させるのがヘッドクリーニングです。
また、各ノズルから正しく吐出されているかを確認するノズルチェックパターン印刷も可能なので、まずは確認してみると良いでしょう。
ノズルチェックパターン印刷をする手順
各ノズルからインクが正しく吐出されているかを確認するために行います。ヘッドクリーニングの前後に行うと効果の有無がわかりやすいでしょう。
- 設定より【デバイス】をクリックします。
- デバイスの[プリンターとスキャナー]より【対象プリンター】を選択し、表示されたメニューより管理をクリックします。
- デバイスの管理より【印刷設定】をクリックします。
- 印刷設定の[ユーティリティ]より【ノズルチェックパターン印刷】をクリックします。
画面はキャノン製のプリンターです。メーカーによって異なるので注意してください。
ノズルチェックパターン印刷をするやり方は以上です。
印刷した結果、正しく印字されていない場合にはヘッドクリーニングを行います。
ヘッドクリーニングをする手順
- ノズルチェックパターン印刷の結果を確認します。
- 前述した印刷設定の[ユーティリティ]より【クリーニング】または【強力クリーニング】をクリックします。
ノズルチェックパターン印刷の結果より程度に応じて【クリーニング】または【強力クリーニング】を選択します。
ヘッドクリーニングをするやり方は以上です。
2回~3回繰り返しても改善しないようであれば、買い替えを検討したほうが良いかもしれません。ヘッドクリーニングは大量のインクを使うため何度も実施するとインクの交換が必要となり、場合によっては「安いプリンターを買った方がコストパフォーマンスが良い」と言うことになりかねません。
また、目詰まり解消を目的とした洗浄液と言うのもありますが、安くない価格で効果も今一つのようなので、何らかの理由によって「どうしても買い替えできない」と言う場合に使ってみると良いかもしれません。

プリンター 洗浄液
※対応機種を確認してください。