パソコンには “BIOS” と呼ばれるシステムが組み込まれています。パソコンの電源をオンにしOSが起動する前に “特定の操作” をすることで起動するのが一般的ですが、WindowsパソコンではWindowsの設定によって「BIOSの設定画面が起動できない」と言ったことが起こります。
BIOSとは?
Basic Input Output Systemの略で、日本語にすれば基本入出力システムとなります。「基本の入出力」と言うのは、入力が「キーボード」など出力が「ディスプレイ」などを指すことが多いです。Windows OSが起動する前に読み込まれるので、OSではなくパソコン本体に組み込まれたシステムとなり、OSを起動しなくとも「キーボード」や「ディスプレイ」など最低限の操作が行えるようになっています。
このBIOSは設定画面が用意されており “特定の操作” をすることで表示することができます。前述したとおりパソコン本体に組み込まれたシステムであるため、表示するための “特定の操作” は機種によって異なりますが、OSより先に読み込まれることから「(例)電源オン時にF1キーを押下する」などの操作になります。
ただ、Windows 10などのWindowsパソコンを使用している場合、Windowsの設定によっては「BIOSの設定画面が起動できない」と言ったことが起こりえます。
原因は “高速スタートアップ”
Windows 10などのWindowsパソコンには高速スタートアップと呼ばれる機能が搭載されています。
これは名前の通り「Windows OSの起動を早くする」ための機能ですが、そのために様々なデメリットが生じてしまう諸刃の剣となっています。そのデメリットの1つに「パソコン起動時にBIOSの設定画面を開くことができない」と言うのがあります。
そのため、高速スタートアップをオフにするとよいでしょう。
