パソコンが「突然に再起動する」「ブルースクリーンが頻発する」と言った場合、システムに何らかのトラブルが発生していることが多いです。代表的なトラブルの1つには “物理メモリの不具合” があるので、チェックをオススメします。
物理メモリに不具合がある?
Windowsのトラブルは「システムファイルの不具合」「ハードディスクの不具合」「物理メモリの不具合」などが挙げられます。
システムファイルの不具合はシステムファイルチェッカー、ハードディスクの不具合はチェックディスクを使って確認することができます。
同様に物理メモリの不具合はプリインストール(プレインストール)されているWindowsメモリ診断を使って確認を行うことができます。
Windowsメモリ診断の使いかた
診断が完了するまでには時間がかかり、その間はパソコンを使うことができないので注意が必要です。どれくらいの時間が必要かはパソコン本体のスペックにもよりますが、参考としてSurface Go(Intel Pentium Gold、8GB)で実行したところ30分程度でした。
起動する手順
- 画面の左下にある『スタートボタン(Windowsロゴ)』をクリックします。
- スタートメニューより『Windowsメモリ診断』をクリックします。
スタートメニュー > Windows管理ツール > Windowsメモリ診断
- Windowsメモリ診断より『(任意の項目)』を選択します。
- Windowsメモリ診断ツールが実行され、完了後に再起動されます。
メモリに問題がないかチェックしています... これには数分かかることがあります。 テスト パスを実行しています 1 / 2: 0% 完了 全体的なテストの状態: 0% 完了 状態: まだ問題は検出されていません。 テストは、アクティブでないように見えているときでも実行されています。テストが 完了するまでお待ちください... コンピューターは自動的に再起動されます。テスト結果は、ログオン後に再び表示されます。
結果を確認する手順
再起動後に結果の “通知” が表示されますが、数秒で消えてしまったり通知がオフだと表示されないので、イベントビューアーから確認します。
- イベントビューアーの ″Windowsログ” より『システム』を開きます。
- システムより “MemoryDiagnostics-Result” を確認します。
Windowsメモリ診断の使いかたは以上です。
Windowsの機能であるため、そもそもWindowsが正常に動作していないと使うことができません。その場合、代替としてフリーソフトウェアのMemtest86+などを使うと同様のことができます。