日本語には “漢字” や “ひらがな” はもちろん “カタカナ” などがあります。それに加えて “英語” を組み合わせることもあり、パソコンのキーボードから文字を入力すると、変なところで切られて変換されたりと色々な苦労があるものです。
日本語変換の難しさ
単語の場合
日本語は、“ひらがな(カタカナ)” で書けば同じ文字列でも “漢字” にすると別の意味になる言葉が多くあります(いわゆる同音異義語)。
例えば、“こうせい” は『厚生』や『構成』、『恒星』などと漢字で書くことができます。
これらの様な “単語” であれば、パソコンのIME(日本語入力ソフト)が候補を表示してくれるので候補の中から選択するだけですが、これが文章となると難しくなります。
文章の場合
“ここではきものを” を変換すると、“ここで履き物を” もしくは “ここでは着物を” のどちらかに変換されることが多いでしょう。
例えば、“ここで履き物を” と変換するつもりが “ここでは着物を” と変換されてしまうと、漢字変換の位置が “ここでは|着物を” となるので、本来変換したい “ここで履き物を” が変換候補に表示されることがありません。
こうなってしまうと、一旦すべてを削除してから『ここで』『はきものを』と入力・変換し直すしか無いと思う人も多いでしょうが、実は変換の区切り位置は変更することができます。
適切な位置で漢字変換する手順
例とした前述した “ここではきものを” を『ここで履き物を』に変換します。
変換の区切りを変更する場合
キーボードのshiftと←or→を使用します。
- キーボードから『ここではきものを』を入力します。
- 入力した文字列を『スペース』を押下して変換すると “ここでは着物を” と変換されます。
- “ここでは|着物を” と変換されているので『shift+←』を押下すると変換の区切りが1つ左にズレて “ここで|は着物を” となります。
- 変換の区切りがズレた状態で『スペース』を押下して再変換すると “ここで履物を” と変換することができます。
変換の区切りを変更するやり方は以上です。
“ここではきものを” を “ここで履物を” に変換することができました。しかし、“履物” では無く “履き物” に変換したいですが、現在の変換対象は “ここで” になっているので、このまま変換しても “ここで” が変換されるだけなので、変換対象を変更する必要があります。
変換の対象を変更する場合
Ctrlキーと←or→キーを使用します。
- 変換対象にはアンダーラインが太く表示されるので、“ここで|履物を” の場合では “ここで” が変換対象になっていることがわかります。
- この状態で『Ctrlと→』を押下すると変換対象が右にズレて “履物を” が変換対象になります(アンダーラインが太くなる)。
- 変換対象が切り替わった状態で『スペース』を押下して再変換すると “履き物を” と変換することができます。
変換の対象を変更するやり方は以上です。
慣れていないと結構難しい変換テクニックですが、慣れてしまえば便利な機能なのでオススメです。