「使いにくい!」「劣化した!」などと悪評が絶えないWindows 10の『フォト』アプリですが、ただの画像ビューアーでないことをご存知でしょうか? 実は簡単な画像編集もできるレタッチソフトなんです。
『フォト』アプリとは?
Windows 10から搭載されたレタッチソフトです。レタッチソフトとは、画像などの加工をするためのソフトで代表的なソフトウェアではAdobeのPhotoshopがあります。
Windows7に搭載されていたWindowsフォトビューアー(画像ビューアー)と比較されがちですが、フォトアプリは画像ビューアーとしてはもちろん、画像の加工もできるアプリとなっています。
もちろん、前述したAdobe Photoshopのような高度なことはできない簡易的なアプリですが、それでも家庭内で個人で使用する分には充分な機能を備えています。
フォトアプリの使い方
フォトアプリを起動する手順
インストールしてからデフォルトアプリを変更していない場合には、画像ファイルを『ダブルクリック』すればフォトアプリが起動します。
デフォルトアプリを変更している場合にはスタートメニューの『すべてのアプリ』から起動させることができます。また、画像ファイルを右クリックし表示されたコンテキストメニューから『プログラムから開く』→『フォト』でも開くことができます。
編集モードに切り替える手順
フォトアプリは通常では画像ビューアーとして動作します。画像の加工をするためには『編集モード』へ変更する必要があります。
編集モードに切り替えるやり方は以上です。
編集内容を保存する手順
フォトアプリ上で行った編集内容は保存するまで元画像へは反映されない(保存されない)ので、編集処理が終わったら必ず保存処理を行います。
編集内容を保存するやり方は以上です。
画像をトリミングする手順
トリミングとは画像の一部を『切り抜く』ことを指し、フォトアプリでは『クロップ』と呼んでいます。
- 編集モードより『クロップ』アイコンをクリックします。
- すると画像の内側に枠が表示されます。この枠内がトリミング後の画像ファイルとなるので位置を指定します。
- この枠はマウスでドラッグ(クリックしたまま動かす)することによって任意に変更できますが、縦横比を固定したい場合には『縦横比』アイコンをクリックすることでメニューから選択できます。
- トリミング範囲を決めたら『適用』アイコンをクリックするとトリミングが実行されます。
- 最後に保存して終了です。
画像をトリミングするやり方は以上です。
画像にフィルターをかける手順
フィルターとは画像に様々な効果(モノクロなど)を付けることを指します。あらかじめ用意された複数のフィルターの中から選択することができます。
- 編集モードより『フィルター』アイコンをクリックします。
- 右側に表示された『各種フィルター』を選択します。選択するたびに実際にフィルターが反映されるので、実際の効果を確認しながら選択することができます。
- 最後に保存して終了です。
画像にフィルターをかけるやり方は以上です。
画像の明るさを変更する手順
曇りの日など光量が足りない状態で撮影すると、画像が全体的に暗くなってしまいます。しかし、画像の明るさを変更することである程度の改善を期待することができます。
- 編集モードより『ライト』アイコンをクリックします。
- 右側に表示された『明るさ』をクリックします。
- 白い丸を円に沿って回すことで明るさを調節できます。
プラスの値にすると “明るく” なり、マイナスの値にすると “暗く” なります。
- 最後に保存して終了です。
画像の明るさを変更するやり方は以上です。
この他にも様々な編集を行うことができます。全ての例を挙げることはできませんが、ちょっとした修正であれば使えるでしょう。