Windows 10には、その存在を見ることが少なくなってしまった『ファイル名を指定して実行』があります。アプリケーションなどを手軽に起動できるので使いこなせるように覚えておくと便利です。
『ファイル名を指定して実行』とは?
Windows 7などではスタートメニューから起動できましたが、Windows 10ではWindows+Rキーで起動できるウィンドウです。
表示されたウィンドウの入力欄に特定のコマンドを入力することで、様々な処理を実行させることができます。
コマンドの一例
ディレクトリを開く
特定のコマンドを入力することで、対応したフォルダーを開くことができます。
- 『Windows+Rキー』を押下し “ファイル名を指定して実行” を起動します。
- 以下のコマンドを入力し『OK』をクリックします。
ファイル名 動作 %HomePath% ユーザーのホームを開く %ProgramFiles% プログラムファイルのフォルダーを開く %WinDir% Windowsフォルダーを開く %Temp% Tempフォルダーを開く 特定のコマンドでなくとも、任意のフォルダーへのフルパス(絶対パス)の入力でも可能です。
- 対応するフォルダーがエクスプローラーで開きます。
ディレクトリを開くやり方は以上です。
アプリケーションを実行する
特定のコマンドを入力することで、対応したアプリケーションを実行することができます。
- 『Windows+Rキー』を押下し “ファイル名を指定して実行” を起動します。
- 以下のコマンドを入力し『OK』をクリックします。
ファイル名 アプリ calc 電卓 cmd コマンドプロンプト control コントロールパネル explorer エクスプローラー magnify 拡大鏡 msconfig システム構成 mspaint ペイント notepad メモ帳 regedit レジストリエディタ stikynot 付箋 write ワードパッド devmgmt.msc デバイスマネージャー diskmgmt.msc ディスクの管理 perfmon.msc パフォーマンスモニター services.msc システムサービスの設定
アプリケーションを実行するやり方は以上です。
キーボードだけでアプリケーションを実行することができるので、マウスに持ち替えることなく素早く操作することができるでしょう。