Windows 10にはスマートフォンなどと同様に “ロック画面” が表示され、クリックすると “サインイン画面” よりサインインすることができますが、この一手間が煩わしいのであれば無効にして “サインイン画面” を直接表示することができます。
ロック画面とは?
起動やスリープ解除の後に、いきなり “パスワード入力画面” を表示させるのではなく、任意の操作(スワイプやキー押下など)を要求する画面をロック画面と呼びます。
何らかの理由によって意図せずロック画面が表示された際、タッチパネルなどの誤作動を防止するものと思われますが、ノートパソコンなど画面を閉じることができるデバイスでは、あまり意味は無いかもしれません。
そのため、不要であれば “ローカルグループポリシーエディター(Pro以上)” または “レジストリ(Homeなど)” より表示されないよう無効に設定することができます。
ローカルグループポリシーエディターで無効にする手順
- ファイル名を指定して実行より『gpedit.msc』を実行します。
- ローカルグループポリシーエディターの “個人設定” より『ロック画面を表示しない』を開きます(ダブルクリック)。
コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > コントロールパネル > 個人設定
- ダイアログより “有効” を選択し『OK』をクリックします。
“ロック画面を表示しない” に対する設定なので『有効』を選択します。
ローカルグループポリシーエディターで無効にするやり方は以上です。
レジストリで無効にする手順
レジストリの操作は自己責任で行ってください。何がおきても一切の責任は負いません。
- レジストリエディタより『Personalization』を開きます。
無い場合は新規に作成します。
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Personalization
- Personalization配下に “DWORD(32ビット)値” を作成し名前を『NoLockScreen』に変更します。
- NoLockScreenの値を『1』に変更し再起動します。
レジストリで無効にするやり方は以上です。
ロック画面を無効にする設定は、アップデートによって一時期できなくなりましたが、再度できるようになったようです。