ブラウザに表示された入力欄に、キーボードから何か入力しようとすると『オートコンプリート』機能により、過去に入力した文字列が表示されることがあります。入力する文字列が複数ある場合は良いですが、間違った文字列がいつまでも表示されているのは不便なので消しましょう。
オートコンプリートとは?
ブラウザなどの入力欄で、過去に入力した文字列を記憶することで再度に文字列を入力しようとしたときに自動的に候補をリスト表示してくれる機能です。
非常に便利な機能の1つですが、ログインIDなどの入力欄で間違った入力をしてしまった場合に、それが記憶され正しい入力をしようとしても間違った文字列が表示され続けてしまうので不便を感じることがあります。
オートコンプリートは履歴を全て削除することもできますが、不要な文字列だけを消すこともできます。
一部だけ消す手順
複数の有効な文字列がリストされているが、その中に不要な文字列がある場合に、その不要な文字列だけを消す方法があります。Firefoxを例としますが、他のブラウザでできるとは限りません。
- 対象の入力欄に文字を一部入力しオートコンプリートを表示させます。
入力欄によっては、入力せずとも “ダブルクリック” すると表示されることがあります。
- キーボードの↓または↑を押下し『削除対象の文字列』を選択します(Enterなどは押下しない)。
- 削除対象の文字列が選択された状態でDelキーを押下すると削除されます。
オートコンプリートのリストから一部の文字列のみを削除するやり方は以上です。
全てを消す手順
オートコンプリートは入力履歴を保存するか否かを設定することでオン/オフすることができます。設定はブラウザによって異なります。
Google Chrome
設定から行います。
- Chromeの右上に表示されているメニューアイコン『三』をクリックし、表示されたメニューから『設定』をクリックします。
- 設定よりページ下部の『詳細設定を表示…』をクリックします。
- 表示された詳細設定より『閲覧履歴データの消去…』をクリックします。
- 表示されたダイアログより『自動入力フォームのデータ』にチェックを付けて『閲覧履歴データを消去する』をクリックします。
Chromeでフォームデータ(入力履歴)を削除するやり方は以上です。
Mozilla Firefox
オプションから設定を行います。
- Firefoxの右上に表示されているメニューアイコン『三』をクリックし、表示されたメニューから『オプション』をクリックします。
- オプションの “プライバシー” より『最近の履歴を消去』をクリックします。
- 最近の履歴を消去より『検索やフォームの入力履歴』にチェックを付け『今すぐ消去』をクリックします。
Firefoxでフォームデータ(入力履歴)を削除するやり方は以上です。
Internet Explorer 11
インターネットオプションから設定を行います。
- IE11の右上に表示されている『歯車アイコン』をクリックし、表示されたメニューより『インターネットオプション』をクリックします。
- インターネットオプションの “全般” より『削除』をクリックします。
- 閲覧の履歴の削除より『フォームデータ』にチェックし『削除』をクリックします。
Internet Explorer 11でフォームデータ(入力履歴)を削除するやり方は以上です。
全てを削除してしまうと、本当に必要な入力データまでもが削除されてしまうので、可能であれば一部だけ削除するやり方の方がオススメです。ただし、共用のパソコンなどの場合には削除しておくのが望ましいでしょう。