インターネット上から大きなファイルをダウンロードする際、“改ざん” や “破損” が無いことを確認するために『MD5チェックサム』を用います。Windowsではフリーソフトが充実しているので使っている人も多いでしょうが、コマンドプロンプトから標準コマンドで表示させることもできます。
MD5ハッシュ値とは?
任意のファイルから算出される『32個の数字が並んだテキスト形式』のことを指します。
このMD5ハッシュ値はファイルごとに算出される結果が異なるので、ファイルを転送する際にそのファイルが破損していないことや改ざんされていないことを確認するために用いることができます。
確認するためには、ファイルのダウンロード時に公開されたmd5sumを記録して置き、ダウンロードしたファイルのMD5ハッシュ値を自前で算出して合致しているかをチェックします。
MD5ハッシュ値を出力する手順
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すると、MD5ハッシュ値を表示させることができます。
certutil [オプション] -hashfile ファイル名 [ハッシュ関数]
例えば、c:\test.txtのMD5ハッシュ値を調べたい場合には以下のコマンドを実行します。
certutil -hashfile c:\test.txt MD5
マウス操作で簡単に表示させる方法
コマンドプロンプトを立ち上げ→コマンドを実行を毎回やるのは面倒だし、コマンドも覚えてられないと言う場合には、バッチファイルを作成しておくと便利でしょう。
@echo off certutil -hashfile "%~1" MD5 pause
また、『送るメニュー』に登録しておけば、右クリック→送るでMD5ハッシュ値を表示させることができるので簡単便利です。