比較的に新しいWindowsでは、アカウント “Administrator” は使えないようになっていることが多いです。しかし、無効に設定されているだけなので有効にすれば使うことができます。
アカウント “Administrator” とは?
「Administrator」とは「管理者」を意味します。
Windowsは複数のユーザーが1台のパソコンを使えるようマルチユーザーの機能を持っており、各ユーザーは用途に合わせて権限を設定することができますが、すべての権限を持ったユーザーがあらかじめ用意されており、これをAdministratorと呼びます。
昨今ではセキュリティの観点から “Administrator” のアカウントを使用することは推奨されていないようですが、なんらかの理由で使用したいという場合には、これを有効にすることができます。
Administratorを有効にする手順
Proエディション以上の場合
- ファイル名を指定して実行より “compmgmt.msc” を入力し『OK』をクリックします。
- コンピューターの管理の “システムツール” → “ローカルユーザーとグループ” → “ユーザー” より『Administrator』をダブルクリックします。
- Administratorのプロパティより “アカウントを無効にする” のチェックを外し『OK』をクリックします。
- コンピューターの管理に戻り “Administrator” を右クリックし、メニューより『パスワードの設定』を選択します。
- 画面の指示に従って操作します。
Homeエディション以下の場合
Proエディション以上でも同様のことができます。
- コマンドプロンプト(管理者)より以下のコマンドを実行し “Administrator” を有効にします。
net user Administrator /active:yes
- 続けて、以下のコマンドを実行し “パスワード” を設定します。
パスワードは任意ですが設定しておくのが安心です。
net user Administrator (新しいパスワード)
Administratorを有効にするやり方は以上です。
頭の片隅にでも入れておくと何かの役に立つかもしれません。