Windows 10はマルチアカウントに対応しているので1つのパソコンを複数のユーザーで使用する場合や1人が設定を変えて使う場合などでユーザーを追加することができます。
追加できる2種類のアカウント
Windows 10に設定できるユーザーアカウントは『Microsoftアカウント』と『ローカルアカウント』の2種類があります。Windows 10のデフォルトでは『Microsoftアカウント』で登録するように促されるため『ローカルアカウント』での追加方法をメインに紹介します。
ローカルアカウントを追加する
- 設定より『アカウント』をクリックします。
- アカウントのサイドメニューより『家族とその他のユーザー』をクリックし『その他のユーザーをこのPCに追加』をクリックします。
- “このユーザーはどのようにサインインしますか?”と表示されるので『このユーザーのサインイン情報がありません』をクリックします。
Microsoftアカウントをすでに持っていて『Microsoftアカウントを追加する』と言う場合には該当のメールアドレスを入力すれば追加できます。
- “アカウントを作成しよう”と表示されるので『Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する』をクリックします。
Microsoftアカウント新規で作成し『Microsoftアカウントを追加する』と言う場合には入力すれば追加できます。
- “このPC用のアカウントの作成”と表示されたらローカルアカウントの情報を入力し『次へ』をクリックします。
『ユーザー名』には日本語を設定することも可能ですが、トラブルの元になるので避けるためにも英数字のみで入力することをオススメします。
- ローカルアカウントが新規に追加されました。
ローカルアカウントに権限を付与する
新規に作成したローカルアカウントは権限が“標準ユーザー”となるため、アプリケーションのインストールや各種設定などできない事があります。そのため、必要に応じて『管理者』に設定すると良いでしょう。
- 家族とその他のユーザーより対象のユーザーをクリックし『アカウントの種類の変更』をクリックします。
- アカウントの種類の変更より“アカウントの種類”を『管理者』に設定し『OK』をクリックします。
- 対象のユーザーの権限が“管理者”に変更されます。
ローカルアカウントに権限を付与するやり方は以上です。
必ずしも『管理者』に設定する必要はありません。“管理者”を設定するとパソコンに対してすべての操作が可能になるため、操作を制限したい場合には『標準ユーザー』を設定しておく方が良いでしょう。
ユーザーを切り替える方法
ログアウト(サインアウト)または再起動する
ログイン画面より左下にユーザーのリストが表示されるので『ログインしたいユーザー』をクリックし『パスワード』を入力すればログインすることが可能です。
スタートメニューから選択する
同一人物が別のユーザーを使う場合にはスタートメニューから操作すると素早く簡単に切り替えることができます。切り替え前のユーザーの状態は保持されるので、作業の途中でユーザーを切り替えて元のユーザーに戻っても同じ状態で作業を再開させることができます。
- 画面左下の『スタートボタン』をクリックします。
- 表示されたスタートメニューから『現在のアカウント』をクリックするとメニューが表示されるので『切り替えたいユーザー』をクリックします。
- ログイン画面が表示されます。
スタートメニューから選択するやり方は以上です。
初期化の代わりにユーザーを追加する
ユーザーを追加するのは複数人での使用や1人で切り替えるためだけでなく初期化する目的でも使用することができます。パソコンを初期化するためにはリカバリーを実行することが多いですが、Windows 10には初期化をする方法が用意されています。
しかし、Windows 10を初期化してしまうとデータがすべて消去されてしまうので新しくユーザーを作成→データの移行→古いユーザーを削除と実行したほうが安全に移行をすることができるでしょう。ユーザーを削除するには以下を参照してください。
まとめ
自分用の複数のユーザーを設定しておけば“外出用”や“自宅用”を分けたり自営業であれば“業務用”などと分けて利用することができるでしょう。