「新しいパソコンを買った」「古いパソコンが残っている」などの理由で、使わなくなったパソコン本体を処分したい場合には、パソコンリサイクル法(資源有効利用促進法)によって手順が決まっているので “燃えないゴミ” などとして捨ててはいけません。
家庭用パソコンについて記載しています。会社などで使用していた事業用のパソコンリサイクルは別に定められていますので注意してください。
パソコンリサイクル法ってなに?
パソコンは不燃ゴミ(燃やさないごみ)として処分するのではなく「リサイクルするもの」としてパソコンリサイクル法(資源有効利用促進法)によって定められています。
リサイクルする義務は “パソコンメーカー” に課せられており、販売したパソコンを回収しリサイクルする必要があります。そのため、ユーザーが使わなくなったパソコンを廃棄する場合にはメーカーに回収してもらう必要があります。
費用は本体の購入代金に含まれている場合がほとんどで、この場合にはパソコン本体にパソコンリサイクルマークが表示(またはシールで添付)されているので確認しておきましょう。ただし、義務化される前の “古いパソコン” や “法人モデル” などは費用が別途必要になります(3,000から5,000円程度)。
小型のモバイルパソコンなどは小型家電リサイクル法にも指定されており、自治体で用意している回収ボックスに入れることもできます。
パソコンを処分する手段
パソコンは専門店に買い取ってもらうことも可能であるため、廃棄するよりは簡単かもしれません。何らかの理由によって買取が難しい場合には、回収を依頼しましょう。
買取を依頼する手順
- 【任意】バックアップをとる
Windows 10でバックアップと復元を実行する方法Windows7と同様にWindows 10にも「バックアップと復元」機能があります。使い方は同じですのでバックアップして突然の障害に備えておきます。
- 初期化(リカバリー)する
Windows 10を初期化をする方法Windows 10を使用している人はWindows7やWindows8からのアップデートした人も多いでしょう。そのため、パソコンをリカバリーするとWindows7やWindows8に戻ってしまいますので、まずは「初期化」を試してみましょう...
- データを完全に消去する
WindowsのHDDに記録されたデータを復元できないように消去する方法パソコンのハードディスクドライブに記録されたデータは削除しても、専用のソフトウェアを用いれば復元することができてしまいます。そのため、パソコンやハードディスクドライブを譲渡や廃棄する際にはデータを復元できないように完全消去しておくと良いでし...
- 買取を申し込む
ブックオフなど買取サービスを行っている店舗に持ち込むか、近くにない場合には宅配買取や出張買取などを利用すると良いでしょう。
買取を依頼するやり方は以上です。
一番注意が必要なのが データの漏洩 です。大切なデータが漏洩しないようにしっかりと削除しておきましょう。
回収を依頼する手順
- 【任意】再利用可能な部品を取り外す
パソコンをリサイクルする際にはハードディスクなどが入っていなくとも良いので、HDD/SSDやメモリーなど再利用したいものは取り外しておきましょう。
- メーカーに申し込む
パソコンを販売しているメーカーは法律に従い回収するための手段を用意しており、電話はもちろんインターネット経由でも申し込むことが可能です。
- 発送する
対象のパソコンを梱包し、送付されてきた “伝票” を張り付けます。
回収を依頼するやり方は以上です。
特にHDD/SSDは専用ケースを購入すれば “外付けハードディスク” として利用できるのでオススメです。
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