Chromeブラウザには “Chromeリモートデスクトップ” と呼ばれる機能を搭載させることができ、インターネット経由で遠隔操作することができます。持ち運び用のモバイルパソコンでは力不足な場合でも、外出先から自宅や会社のパソコンにアクセスして操作をすることができるようになります。
リモートデスクトップとは、パソコンを他のデバイス(パソコンやタブレットなど)から遠隔操作することを指します。Windowsパソコンに搭載されている機能が有名ですが、エディションによって使えなかったりインターネット経由での接続に手間がかかります。
そのため、サードパーティから遠隔操作するためのソフトウェアが様々提供されていますが、パソコンに接続するため「ちょっと不安がある」と言う人も多いでしょう。そこで、お手軽にできるChromeリモートデスクトップがオススメです。
Chromeリモートデスクトップは2019年6月に新しくなりました。古いアプリはサポート終了となり使えなくなります。
拡張機能をインストールする手順
拡張機能は操作されるパソコンへインストールします。
- Chromeブラウザより Chromeウェブストア へアクセスし『Chromeに追加』をクリックします。
拡張機能をインストールするやり方は以上です。
Chromeリモートデスクトップの使いかた
操作されるパソコンの手順
- Chromeブラウザより Chromeリモートデスクトップ へアクセスし『リモートアクセス』をクリックします。
- リモートアクセスより表示内容に問題が無ければ『オンにする』をクリックします。
- 名前の選択より “(任意の名前)” を入力し『次へ』をクリックします。
- PINの入力より “6桁以上のPIN” を入力し『起動』をクリックします。
- 画面に “オンライン” と表示されていることを確認します。
操作されるパソコンのやり方は以上です。
操作するデバイスの手順
操作するデバイスは、パソコンの他にもiOSデバイス(iPhone/iPad)やAndroidデバイスが使えます。
パソコンの場合
拡張機能をインストールする必要は無くFirefoxなどからでも接続できます。
- 任意のブラウザより Chromeリモートデスクトップ へアクセスし『リモートアクセス』をクリックします。
- リモートアクセスの “リモートのデバイス” より『(対象のデバイス)』をクリックします。
- 対象デバイスの “PIN” を入力し『→』をクリックします。
- 操作されるパソコンの画面が表示されます。
キーボードのF12キーを押下すると全画面(フルスクリーン)で表示されます。
操作するパソコンのやり方は以上です。
iPhone/iPadの場合
- アプリより『ログイン』をタップし “Googleアカウント” でログインします。
- リモートアクセスの “リモートのデバイス” より『(対象のデバイス)』をタップします。
- 対象デバイスの “PIN” を入力し『→』をタップします。
- 操作されるパソコンの画面が表示されます。
『三』をタップするとメニューが表示されます。
操作するiPhone/iPadのやり方は以上です。
Androidの場合
- アプリの “マイコンピュータ” より『(対象のデバイス)』をタップします。
- 対象デバイスの “PIN” を入力し『接続』をタップします。
- 操作されるパソコンの画面が表示されます。
上端(右端)から下(左)へスワイプするとメニューが表示されます。
操作するAndroidのやり方は以上です。
リモートデスクトップは “パソコン同士” や “Windows同士” で接続すると思われがちですが、昨今ではタブレットなどからも接続できるので、Windows 10のタブレットモードを使えばiPadやAndroidタブレットを疑似Windowsタブレットのように使うこともできるでしょう。