Googleストアで予約注文していたGoogleのPixel 3が無事に到着しました。NTTドコモやソフトバンクでも販売されていますが、今回はSIMフリー版を購入しました。
注文から到着まで
日本国内ではNTTドコモやソフトバンクなどのキャリアからも販売されていますが、SIMフリー版が欲しかったので直販のGoogleストアで購入しました。
参考 Googleが日本国内でPixel 3とPixel 3 XLの発売を発表!
2018年10月09日(日本時間10日)にGoogleより発表され、同日の昼ぐらいに日本国内でも予約注文が開始されました。ウェイティングリストからの通知を受けてから注文したので少々の遅れを感じましたが、それでも配送予定日が「11月7日から14日」と比較的に早い日程が表示されました(最短は6日?)。
Googleから「Googleストアのご注文商品が発送されました」とメールで連絡を受けたのが10月30日ですが、トラッキング(追跡)ができるようになったのは翌日31日でした。配送はクロネコヤマトの国際宅急便で、実際に発送されたのが翌日の2018年11月01日です。発送は香港からで日本に入国したのが11月03日でしたが、海外からの荷物は何かと手続きを要するので、実際に手元に到着したのは2018年11月05日の午前中でした。このため、発送から配達完了までは4日間と言えます(時差は考慮していません)。
注文の際、配送先住所を日本語(漢字)で入力していたのが懸念でしたが、荷物に張り付けられていた伝票は日本語の住所が書かれていました。海外からの荷物はローマ字で書くものと思っていましたが問題は無かったようです。
ちなみに、海外のショップから商品を輸入すると輸入消費税が発生するものと思っていましたが、今回は支払いが発生することはありませんでした。
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Pixel 3レビュー
同梱物
Pixel 3本体はもちろんのこと同梱物として “充電器(C to Cケーブル含む)” や “マニュアル” に “イヤホン(USB Type-C)” や変換プラグ(USB A to C・USB C to イヤホンジャック)” が入っていました。また、SIMカードスロットの開閉でお馴染みの “SIMピン” も入っています。
本体
カラーはJust Blackを購入しました。ツートンカラーの背面が個人的には気に入っています。物理ボタンは “電源” や “ボリュームアップ/ダウン” です。SIMカードスロットは本体下部の側面に位置しています。
サイズが5.5インチと「大きいかな?」とも思いましたが、やはり縦長であるため横幅は想像よりも狭く持ちやすく感じます。ただし、これに関しては手の大きさに個人差があるので、気になる人は実機をチェックしてみることをオススメします。
FeliCaの位置
日本版Pixel 3は、おサイフケータイに対応しておりFeliCaが搭載されています。FeliCaが搭載されているスマートフォンには、その位置にマークが記載されていることが多いですが、Pixel 3では本体に無いので注意が必要です。
ただ、購入時に本体を梱包しているフィルム(?)に記載があり、その場所は指紋センサーの辺りを示しているので覚えておくと良いでしょう。
また、FeliCaが反応しない(おサイフケータイが使えない)ときには、NFCをオンにすると改善する場合があります。逆にNFCをオフにすることでFelicaをオフにすることができるとも言えます。
通知LED
Pixel 3には通知LEDが搭載されていないため、メールなどの通知をLEDで知ることができませんが、ディスプレイに有機ELを搭載していることから、Ambient Display(アンビエントディスプレイ)を使って通知LEDの代わりにすることができます。これは、ディスプレイを点灯させることなく “時刻” や “通知” のアイコンを表示させることのできる機能で、有機ELディスプレイの特徴です。
参考 Androidスマホでスリープ状態の画面に時刻などを表示する方法
内部ストレージとメモリ
内部ストレージは64GBのモデルを購入しましたが、20%程度が使用済みとなっています。メモリは4GBが搭載されており、半分程度が使用済みとなっています。これが、多いのか少ないのかは使用者によって異なりますが、個人的には充分な空きです。
参考 Androidスマホで メモリの使用量 を確認する方法
カメラのシャッター音
日本で発売されるスマートフォンでは、カメラでの撮影時にシャッター音が鳴るようになっています。日本向けに販売されているPixel 3でも例外では無く、カメラでの撮影時にシャッター音が鳴るようになっています。
機種によっては、SIMカードを挿入しなければシャッター音を消す設定が表示される場合もありますが、Pixel 3ではSIMカードを挿入していなくともオン/オフの設定項目は表示されませんでした。
また、スクリーンショット音も鳴りました。
参考 スクショの音が鳴ったり鳴らなかったりするのは何故なのか?
操作
Pixel 3では各種センサーを使って「Active Edge」「指紋センサーをスワイプして通知を表示」「カメラの起動」「カメラの切り替え」「端末の画面をダブルタップして通知をチェック」「端末を持ち上げて通知をチェック」「着信音を停止」などの操作が可能になっています。
これらの機能は設定の “システム” にある『操作』より有効/無効の切り替えが可能です。
参考 Androidスマホの指紋センサーで通知領域を開く方法
Android 9 Pie
Pixel 3には2018年11月時点で最新のAndroid OSであるAndroid 9 Pieが搭載されています。Android 9 PieのUIは、Pixel 3 XLなどのノッチに対応しているためか時計の表示が左に移動していたりと大きく変わった部分も多いです。
使い慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、基本的な操作は「スワイプ」したり「タップ」したりするだけなので、使っていれば慣れるでしょう。
参考 Androidスマホは Android 9 Pie によって何が変わるのか?
アクセスポイント名
Pixel 3はGoogleストアからSIMフリー版の購入が可能であるため、NTTドコモやソフトバンクと言ったキャリア以外にもOCN モバイル ONEや
IIJmioモバイルサービスなどの格安SIM(MVNO)を使う人も多いでしょう。
4G(LTE)などのモバイルネットワークへ接続するためにはAPN(アクセスポイント)の設定が必要ですが、主要なAPNはプリセットされているので、選択するだけで接続することができます。


バッテリー
購入当初は悪かったバッテリー持ちですが、しばらく使い自動調整バッテリーの機能によって最適化されてくると徐々に良くなってきます。
ステータスバーに表示されているバッテリー残量の表示が、デフォルトではアイコンのみとなっていますが、これは設定によって “100%” など割合による表示が可能になっています。
参考 Androidスマホでバッテリー残量の割合を%で表示する方法
緊急速報メール
Pixel 3は緊急地震速報などの緊急速報メール(いわゆるエリアメール)に対応しており、特に別途のアプリをダウンロード&インストールすることなく受信することができます。
設定は “アプリと通知” より『緊急速報メール』から開くことができるので、一度は目を通しておくと良いでしょう。
参考 格安SIMやSIMフリースマホで “緊急地震速報” を受信する方法
ベンチマーク
Pixel 3のSoCにはSnapdragon 845が問際されており、同時期に発売されたスマートフォンの中でもハイスペックモデルに位置しており、性能は申し分ないでしょう。ちなみに、Antutuベンチマークスコアは232,328でした。
起動直後に計測したため、少し間をあければもう少し上がりそうな気もします。
プリインストールアプリ
Chromeのホームページボタン
プリインストール(プレインストール)されているWebブラウザ “Chrome” において、ホームページを表示するホームページボタンが非表示になっていますが、これは強制的に表示させることができます。
日本国内向け
ドコモアプリ
NTTドコモなど国内で販売されているPixel 3には、キャリアが指定したアプリがプリインストール(プレインストール)されているようですが、SIMフリー版Pixel 3には最小限のアプリしかプリインストールされていませんので、アンインストールする手間も無いでしょう。
ちなみに、キャリア版もプリインストールされている全てのアプリがアンインストール可能のようです。
キャリアメール
Pixel 3では、NTTドコモが提供するドコモメールアプリが非対応であるため、ドコモメール(キャリアメール)が送受信できないと思われがちですが、設定することによってIMAPによる受信が可能であるため、一般的なメールアプリで送受信することが可能です。
参考 ドコモメールアプリが無いスマホでプッシュ通知/自動受信する方法
伝言メモ
日本のスマートフォンには搭載されていることが多い伝言メモ(簡易留守録機能)ですが、Pixel 3には搭載されていませんでした。
Google Play Pointsがゴールドステータスへ
Pixel 3 / 3 XLの購入ユーザーは、購入無料特典としてGoogle Play Pointsが1000ポイント付与されるので、ステータスがブロンズでもゴールドへアップすることができます。
ステータスアップはポイントの獲得量が上がるだけでなく、各種のクーポンを得ることもできるので獲得しておきましょう。
参考 Pixel 3の購入無料特典でGoogle Play Pointsをゴールドステータスにする方法
故障したらどうする?
Googleストアから直販によって購入したSIMフリー版のPixel 3 / 3 XLでも、トラブル時には “修理” の依頼や “問い合わせ” をする手段が用意されているので安心です。
参考 Pixel 3 / 3 XLでトラブル時の問い合わせ連絡先は?
感想
もともとは実際に使用するのではなくリファレンスモデルとして活用するつもりで購入しましたが、余計なアプリも入っておらず、なおかつ日本の “おサイフケータイ” も利用することができるので、メインで使用していくのも良いかもしれません。