従来型携帯電話の呼び名として「ガラケー」や「フィーチャーフォン」がありますが、これらの違いはあるのでしょうか?また、昨今では「ガラホ」と呼ばれる機種も登場しています。
従来型携帯電話ってなに?
ここで言う従来型携帯電話とは、通話機能のみが使える機種はもちろん付加機能としてメールなどのインターネット接続が備わっている機種を指します。代表的なサービスとしてNTTドコモの “iモード” に対応した端末が当たるでしょう。

このような従来型携帯電話は、一般的な呼び名が「ガラケー」と「フィーチャーフォン」の2つあります。
2つの名前の違いは?
結論から先に申し上げれば違いはありません。ただ、しいて言うのであれば名前の成り立ちに違いがあります。
「ガラケー」とは?
日本国内で販売されていた従来型携帯電話は “ワンセグ(フルセグ)” や “おサイフケータイ” を始め “赤外線通信” など独自の進化を遂げた部分があります。
この「独自の進化を遂げた」という点をガラパゴス諸島の生態系になぞらえて「ガラパゴス・ケータイ」を略してガラケーと称されるようになりました。
「フィーチャーフォン」とは?
「ガラケー」と言う言葉が登場した当時は “好意” と言うよりも “反感” や “悪意” などネガティブな意味をもって呼ばれることが多く、あまりいい意味で使われることがありませんでした。
そのため、特に携帯電話各社やメーカーなどでは「特色(feature)を持った電話(phone)」と言うことからフィーチャーフォンと称するようになりました。
維持したい従来型携帯電話
2017年06月現在で主流のスマートフォンではインターネット接続されていることが前提の仕組みであることが多いですが、従来型携帯電話は意識して接続しない限り勝手に通信されることは少なく、いわゆる “パケット定額プラン” を利用せずとも使用することができるため、非常に安価に電話番号を維持をすることができます。また、消費電力が少なくバッテリーの持ちが良いのも大きなメリットでしょう。場合によっては1週間程度は充電せずに待ち受けすることが可能です。
スマートフォンを使用していても「電話やメールしか使っていない」と言ったように、従来型携帯電話でも問題ない使い方をしている人も多いです。現在では従来型携帯電話に “新規契約” や ”機種変更” することは難しくなってしまったので「スマートフォンへ機種変更しよう」と言う人は良く考えて行動した方がよいでしょう。