OCNモバイルONEなどのOCNサービスを契約するとメールサービス(OCNメール)により “メールアドレス(ocn.ne.jp)” を使うことができますが、このOCNメールは設定することで “自動転送” や “フィルタ(振り分け)” に “迷惑メール自動判定” などを使うことができます。
OCNメールとは?
NTTコミュニケーションズが提供するインターネット接続サービス(インターネットプロバイダー)をOCNと呼びます。このOCNはパソコン向けのインターネット接続サービスで有名ですが、格安SIMではOCNモバイルONEを提供しています。
これらのOCNサービスを契約すると10GBの容量を持つOCNメールと呼ばれるメールサービスを利用でき “ocn.ne.jp” のメールアドレスを取得することができます。このOCNメールは当然に通常のEメールとして使うことができますが、その他にWebブラウザからアクセスするWebメールにも対応しています。
このWebメールの管理画面にアクセスすると “自動転送” や “フィルタ(振り分け)” に “迷惑メール自動判定” など様々な機能の設定を行うことができます。
OCNメールの使いかた
メールを送受信するには?
前述したようにOCNメールは通常のEメールとWebメールの両方を使うことができますが、Webメールはサーバーのメールを直接に表示するため、パソコンなどからメールクライアント(メールアプリ)を使って “POP3” で受信しサーバー上から削除しているとメールが残らない場合があります。
このため、Webメールでも同じメールを閲覧したい場合には “IMAP” での受信をお勧めします。
参考 OCNメールをIMAPで送受信する方法
参考 メールにおける『POP3』と『IMAP』の違いと『ActiveSync』について
Webメールにログインする手順
- Webブラウザより OCNメール にアクセスし『Webメールログイン』をクリックします。
- ログインより “OCNメールアドレス(OCN ID)” と “OCNメールパスワード” を入力し『ログイン』をクリックします。
- Webアプリによるメールクライアントが表示されます。
このままメールの “送信” および ”受信” をすることができます。表示されるのはサーバーに残っているメールのみです。前述したように “POP3” などで受信しサーバー上から削除されたメールは表示されません。
メールボックスの利用容量を確認する手順
OCNメールは10GBまで保存しておくことができます(2018年09月現在)。容量を超えるとメールを受信することができなくなります。メール1通から見れは大きすぎるサイズですが、大きなサイズの添付ファイルを受信したときなどは注意したほうが良いでしょう。
メールのフィルターを設定する手順
受信したメールを、“特定の条件”の元で ”一定の処理” をさせる振り分け設定のことをフィルターと呼びます。ほとんどの場合は受信メールの差出人やタイトルの一部を用いて『フォルダー分け』をすることが多いでしょう。このフィルター設定は、メールクライアント(メールアプリ)で設定することもできますが、Webメール上でも同様な振り分けが可能になります。
迷惑メール自動判定を設定する手順
サーバー側で迷惑メールの度合いを自動的に判定し、判定結果をメールヘッダーに付与してくれます。また、任意に件名の先頭に[meiwaku]と追記することもできます。そのため、ユーザーはこれらの情報を元に振り分け設定を行うことで迷惑メール対策を行うことができます。この機能はデフォルトではオフになっているため、利用するためにはオンに設定する必要があります。
参考 自分のEメールアドレスが流出被害に遭っていないか確認する方法
自動転送を設定する手順
届いたメールを別のメールアドレスへ再送信することを自動転送と呼びます。メールが届いたことを知るためには、メールクライアントに受信する設定をしなくてはいけませんが、普段から使用していないメールアドレス等をいちいち設定するのは煩わしいので、メインで使用しているメールアドレス(Gmailやキャリアメールなど)へ自動転送を設定しておくと便利です。また、OCNメールでは “転送” の他にメールの着信だけを伝える『着信通知』や転送する時間を指定することも可能です。
メールボックスが10GBと比較的に大容量なので、パソコンなどにメールを受信しなくともメールを保存し続けることは難しくないかもしれません。このため、メールクライアントに “POP3” などを設定して受信するよりは “IMAP” を設定して閲覧するほうが便利でしょう。