2018年10月03日にSHARPより2018-2019年の冬春モデルとなりうる新機種 “AQUOS zero” が発表されました。これまでのAQUOS Rシリーズと異なり、初の有機ELディスプレイ搭載モデルとなっています。この機種はキャリアからはソフトバンクのみでNTTドコモやauでは販売されませんが、SIMフリー版が発売されます。
ラインナップの違い
2018年10月03日にSHARPより発表された2018-2019年の冬春モデルとなりうる機種は “AQUOS sense2” と “AQUOS zero” の2つあります。
AQUOS zeroは、AQUOSシリーズで初の有機ELディスプレイを搭載した高性能なフラッグシップモデルで、ハイパフォーマンスな機種となっています。また、3,000mAhを超えるバッテリーを搭載しているのにも関わらず146gという軽さを実現しています。
対してAQUOS sense2は、2017年に格安スマホとして話題になった “AQUOS sense” の後継機となるIGZO液晶ディスプレイを搭載したスタンダードモデルで、コストパフォーマンスに優れた機種となっています。
参考 2018年冬モデルの新AQUOS sense2が発表!
AQUOS zeroとは?
これまでフラグシップモデルはAQUOS Rシリーズで展開されていますが、初の “有機EL” 搭載モデルと言うことで差別化の意味があるのかもしれません。
このAQUOS zeroが「シリーズとして展開されるか」「Rシリーズとzeroシリーズが統合されるか」は、今後の売れ行き次第なのかもしれません。
当初はソフトバンクのみから販売されており、NTTドコモやauからの発売はありませんでしたが、2019年04月にSIMフリー版のSH-M10の発売が発表されました。
外観
側面にマグネシウム合金、背面に軽量で強度の高いアラミド繊維を用いることで軽量化を図っています。また、有機ELの特徴を生かしディスプレイの中央に向かって緩やかにラウンドしています。
このため、液晶保護フィルムなどを張り付けるのに苦労するかもしれませんので、ガラスフィルムよりTPUフィルムなどの方がオススメです。
参考 貼りかたが難しいTPU製の液晶保護フィルムを貼るには?
スペック
AQUOS zero | AQUOS R2 | |
---|---|---|
OS | Android 9 Pie | Android 8.0 Oreo |
画面サイズ | 6.2 インチ | 6.0インチ |
種類 | 有機EL | IGZO液晶 |
解像度 | 2992×1440 (19:9) |
1440×3040 (19:9) |
SoC | Snapdragon 845 | Snapdragon 845 |
RAM | 6 GB | 4 GB |
内部ストレージ | 128 GB | 64 GB |
カメラ | 背面:2,260万画素 前面: 800万画素 |
背面:2,260万画素 背面:1,630万画素 前面:1,630万画素 |
生体認証 | 指紋センサー (背面) |
指紋センサー (前面) |
本体サイズ | 約 73 × 154 × 8.8 mm 約 146 g |
約 74 × 156 × 9.0 mm 約 181 g |
本体カラー | アドバンスドブラック | プレミアムブラック プラチナホワイト ローズレッド |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4G + 5GHz) |
802.11 a/b/g/n/ac (2.4G + 5GHz) |
バッテリー | 3,130mAh | 3,130mAh |
USB | USB Type-C | USB Type-C |
防水・防塵 | IPX5/IPX8・IP6X | IPX5/IPX8・IP6X |
その他 | ノッチあり | ノッチあり |
特徴はなんといっても、AQUOS zeroで初めて搭載された有機ELディスプレイを搭載した点でしょう。また、最近の悪しき習慣となっている「イヤホン(イヤフォン)ジャックが無い」と言う点は残念です。
ディスプレイのサイズが比較的に大きめですが、インチは画面に対して対角線に測るため縦長ディスプレイだと大きめな数値となってしまいます。このため、手に持った感じとしては想像よりも小さいでしょう。
ベゼルレスのデザインによって指紋センサーが背面に移動しているのが個人的に残念なポイントですが、今後にディスプレイ指紋の普及によって前面に戻ってくることに期待したいです。
バンド
band | ドコモ | au (UQモバイル) |
SoftBank (Y! mobile) |
AQUOS zero (SoftBank) |
AQUOS zero (SH-M10) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
1 (2.0G) | ● | 〇 | ● | 〇 | 〇 | |
3 (1.7G) | 〇 | - | 〇 | 〇 | 〇 | |
8 (900M) | - | - | ● | 〇 | 〇 | |
11 (1.5G) | - | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
18 (800M) | - | ● | - | |||
19 (800M) | ● | - | - | 〇 | ||
21 (1.5G) | 〇 | - | - | |||
26 (800M) | - | ●※1 | - | 〇 | ||
28 (700M) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
42 (3.5G) | 〇 | 〇※2 | 〇 | 〇 |
ソフトバンク版をNTTドコモやauで使用するためには、SIMロックを解除した上で使用することになります。
ソフトバンク版の対応バンドを確認すると、NTTドコモやauが使用しているプラチナバンド(800MHz)に非対応であるため、場所によって繋がりにくかったり圏外になったりする可能性があります。
そのため、SIMフリーモデル(SH-M10)を使用したほうが良いでしょう。
発売日と価格は?
2018-2019冬春モデルとしてソフトバンクからの発売が発表されました。しかも、NTTドコモやauでは取り扱いが無いようです。発売日は2018年12月21日です。
サイト ソフトバンクオンラインショップ
また、2019年04月09日よりSIMフリー版の取り扱いが開始され、格安SIM各社で取り扱われるようです。
サイト OCN モバイル ONE
価格は10万円程度となっています。