iPhoneをJailbreak(ジェイルブレイク)すると、その分セキュリティーが弱まることになります。そのため、最低限のセキュリティー対策を施しておきましょう。
Jailbreak(脱獄)及びそれに関連する事はすべて自己責任です。何がおきても一切の責任は負いません。
セキュリティ対策の手順
パスワードの変更
iOSにデフォルトで設定されているユーザー(rootやmobile)にはパスワードが設定されていますが、全てのiPhoneで同じパスワードが設定されているため、誰でも管理者権限でログインできる状態になっています。そのため、遠隔操作されないようにパスワードの変更をしておきましょう。
『iOS Terminal』のインストール
パスワードを変更するためには、Cydiaからインストールできる『MobileTerminal』と呼ばれるアプリが老舗のようですが、iOS9.1では落ちてしまい起動することができません。
そのため、『iOS Terminal』を使用します。
インストールのやり方は以上です。
パスワードの変更手順
mobileユーザー
- アプリはmobileユーザーで起動するので、そのままコマンド『passwd』を入力しエンターキーをタップします。
mobile$ passwd
- “Old password” と表示されたらデフォルトのパスワードである『alpine』を入力しエンターキーをタップし、“New password” と表示されたら新しいパスワードを入力します。
Changeing password for mobile. Old password: New password: Retype new password:
パスワード入力時、画面には何も表示されませんが、入力はされていますので間違えないように注意してください。
- エラー無く “mobile$” と表示されれば完了です。
mobile$
mobileユーザーのパスワード変更は以上です。
rootユーザー
- 続けてrootユーザーへユーザーを切り替えるため、以下のコマンドを入力します。
mobile$ su root
- “Password” と表示されたらデフォルトのパスワードである『alpine』を入力しエンターキーをタップします。
Password:
- ユーザーがrootに切り替わったら先ほどと同様にパスワードの変更を行います。
root# passwd Changing password for root. New password: retype new password:
- エラー無く “root#” と表示されれば完了です。
root#
- 念のため “exit” でrootユーザーからログアウトしておくと良いでしょう。
root# exit exit mobile$
rootユーザーのパスワード変更は以上です。
『OpenSSH』の確認
“OpenSSH” とは遠隔からiOSデバイスへアクセスすることのできるアプリです。そのため、不要なのにインストールされていると悪意のあるユーザーから不正アクセスされてしまうことにもなりかねませんので、インストールされていないか確認します。
『OpenSSH』を確認するやり方は以上です。
『OpenSSL』ではありませんので注意してください。
まとめ
最低限のセキュリティー対策を紹介しましたが、あまりセキュリティーを気にするようであればJailbreak(脱獄)はやめておいた方が良いかもしれません。