iPhoneに搭載されている低電力モードはバッテリーの充電を行うと自動的に解除されてしまいますが、ショートカットアプリの “オートメーション” を使うことで「低電力モードを常時オンにする」ことができます。
以前であれば、Jailbreak(脱獄)した上でLowPowerModeを使用する必要がありましたが、Jailbreak(脱獄)不要でできるようになりました。
低電力モードの挙動
低電力モードは、iPhoneのバッテリー残量が一定を下回るとダイアログが表示され「低電力モードへ移行するか」を問われるようになっています。また、バッテリー残量が充分に残っていても手動でも切り替えることができます。
この低電力モードは、自動・手動に関わらずバッテリーを充電することで残量が一定を上回ると自動的に解除されてしまうため「低電力モードを常にオンにする」と言うことはできないようになっています。
そこで、ショートカットアプリで「低電力モードがオフになったら、低電力モードをオンにする」と言ったようなオートメーションを作成すると、低電力モードを常にオンの状態にすることができます。
オートメーションを作成する手順
- ショートカットアプリの “オートメーション” より『個人用オートメーションを作成』をタップします。
既に他のオートメーションが作成されている場合は『+』をタップしてから操作します。
- 新規オートメーションより『低電力モード』をタップします。
- 新規オートメーション(低電力モード)より “オフ時” のみにチェックし『次へ』をタップします。
- アクションより『+アクションを追加』をタップします。
- アクションより『低電力モードを設定』をタップします。
数が多いので “Appおよびアクションを検索” より検索をオススメします。
- アクション(低電力モード)より “低電力モードをオンに変更” にし『次へ』をタップします。
- 新規オートメーションより “実行前に尋ねる” をオフにし『完了』をタップします。
オートメーションを作成するやり方は以上です。
低電力モードにするとバックグラウンドでの動作が制限されるので、iPhoneよりもiPadなどで使うほうが使い勝手が良いかもしれません。特にWi-Fiのみで運用しているデバイスでは、その効果が高いでしょう。
また、このオートメーションをオンにすると、自動・手動を問わず低電力モードをオフにすることができなくなるので、オフにしたい場合にはオートメーションを “無効” にするか “削除” する必要があります。