IDとパスワードなどのログイン情報を使ってログインする会員制のWebサイト(TwitterやFacebookなど)の中には都度のログイン操作が必要となる場合がありますが、iPhoneのSafariではIDとパスワードを自動入力することができるので便利です。また、それをクラウド(iCloud)に保存し所有するデバイスの全てで共有して使うこともできます。
ログイン情報とキーチェーン
IDとパスワードを使ってログインする会員制のWebサイトでは一度のログインで一定期間はログイン状態を保持してくれる場合もありますが、セキュリティーのためかブラウザを閉じただけでログアウト状態になってしまう場合もあります。もちろん、家族でパソコンを共有している場合などでログイン状態が保持されてしまうのはセキュリティー上の不安が残りますが、そうでない場合には簡単にログアウト状態になってしまうのは面倒です。
しかし、Webサイトの仕様をユーザー側で変更することはできないので、ユーザーとしてはログインを出来る限り手間暇かけずに行えるようにするのが良いでしょう。iPhoneに限らずパソコンなどでもWebブラウザに対してIDとパスワードを保存する機能が増えているので、これを使うと都度の入力をすること無く自動的に入力しログインをすることができます。
iPhoneの場合には、キーチェーンと呼ばれる機能によってIDやパスワードをクラウド(iCloud)上に保存することができるので、iPhoneとiPadなど2つ以上の複数デバイスを所有していても保存されたIDとパスワードを共有して使うことができます。
IDとパスワードの自動入力を設定する手順
キーチェーンを有効にする
- iPhoneの設定より『Apple ID、iCloud、iTunes Store…』をタップします。
- Apple IDより『iCloud』をタップします。
- iCloudより『キーチェーン』をタップします。
- キーチェーンより “iCloudキーチェーン” をオンにします。
画像はオンの状態なので、オフにする場合にはタップします。2ファクタ認証を使っていない場合には、続けて “iCloudセキュリティコード ” を作成する作業が発生します。
アカウントとパスワードを保存する
- iPhoneの設定より『パスワード』をタップします。
- パスワードより『+』をタップします。
すでに保存済みのデータを変更する場合には『(対象のログイン情報)』をタップし、削除する場合には『編集』をタップします。
- パスワードを追加より必要事項を入力の上で『完了』をタップします。
IDとパスワードを自動入力するやり方は以上です。
Webサイトに自動入力する手順
Webサイトに保存済みパスワードを自動入力するやり方は以上です。
自動入力はログインを簡単にする便利な機能ですが、あまりに多用すると “ID” と “パスワード” の組み合わせを忘れてしまうことになりかねないので、時々には自分で入力するようにしたほうが良いでしょう。