当サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
iPhoneを「SIMカードなし」で使う方法

iPhoneを「SIMカードなし」で使う方法

2019年5月24日
Blueskyロゴ Pocketロゴ  はてなブックマークロゴ

機種変更などによってSIMカードが無いiPhoneでも、Wi-Fiなどに接続することでデータ通信を同様に使用することができるようになりますが、一部の機能に制限があるので注意してください。

SIMなしでも使えるの?

iPhoneを始めとしたスマートフォンには、基本的にSIMカードと呼ばれる小さなチップ(カード)が挿入されています。このSIMカードには電話番号などの情報が記録されており “音声通話” や “モバイルネットワーク(LTE/3G)通信” に接続する為に使われています。

このため、iPhoneにはSIMカードが必要と思われがちですが、実は無くても動作には支障が無いことが多く、Wi-FiやBluetooth(テザリング)などを用いてデータ通信をすることができます。

ただし、当然にSIMカードを必要とする機能(音声通話など)は使用することができませんが、データ通信を行うことができるので「Webブラウザでインターネットをする」「Eメールを送受信する」はもちろん「App Storeからアプリをダウンロードする」などSIMカードに依存しないデータ通信は可能です。

昨今では、SIMカードが内蔵され取り出せないようになっている機種もあります(eSIM)。

SIMなしの注意点

前述したようにSIMカードが無くても使用することができるますが、一部の機能には制限があります。

位置情報サービス

スマートフォンなどに使用されている位置情報サービスにはGPSが用いられていますが、通常では位置の特定まで時間がかかるためA-GPSと呼ばれる補助機能が使われています。

このA-GPSは、LTE/3Gなどの音声回線を使用して動作するので、SIMカードなしの状態では使うことができなくなってしまいます。

そのため、Googleマップなどの地図アプリを使用した際に、現在地の表示までに時間を要し遅くなることがあります。ただ、昨今では補助機能はA-GPSだけでなくWi-Fiなども利用しているため、人が多く集まるような場所では問題なく使える可能性もあります。

緊急通報

110番や119番などの緊急通報(緊急電話)はSIMカードが入っていないと使用することができません。

海外ではSIMカードなしでも緊急通話できる国も多いですが、日本国内では法律の関係でSIMカードが入っていない携帯電話・スマートフォンから電波を発することが認められていません。

このため、たとえ緊急とは言え緊急通報(緊急電話)することはできませんので注意してください。

SIMなしでデータ通信するには?

SIMカードの入っていないiPhoneは、LTE(4G)/3Gなどのモバイルネットワークを使うことができないので、基本的には “Wi-Fi” など別のネットワークを使用する必要がありますが、iOSデバイスではInstant Hotspotと呼ばれる機能によって、別のiPhone/iPadのモバイルネットワークを使うこともでき便利です。