スマートフォンの様な移動体通信は電波によって通信が行われていますが、この電波は周波数によって区切られ “バンド(BAND)” と呼ばれています。通常では「現在、接続している “バンド” を知る」ことは難しいですが、iPhoneでは “Field Test(フィールドテスト)” モードより確認することができます。
Androidスマートフォンではアプリで同様のことができます。
日本で使われている周波数
NTTドコモやauをはじめソフトバンクや楽天モバイルなどのキャリアは、それぞれがバンド(BAND)を割り当てられています。共通するバンド(BAND 1など)を持つこともあれば、それぞれ異なるバンド(BAND 8、BAND 18、BAND 19など)を持つ場合もあります。
いわゆる「プラチナバンド」と言ったように、他のバンドでは届きにくい場所に展開されるバンドがあったりと、それぞれのバンドは特徴を持っていることもあるので、どのバンドに接続しているかを知りたい場合もあるかもしれません。
iPhoneにはField Test(フィールドテスト)と呼ばれるモードが搭載されており、接続しているバンドを確認することができます。
BAND | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天 |
---|---|---|---|---|
1 (2.0G) | ● | 〇 | ● | |
3 (1.7G) | 〇 | - | 〇 | ● |
8 (900M) | - | - | ● | |
11 (1.5G) | - | 〇 | 〇 | |
18 (800M) | - | ● | - | |
19 (800M) | ● | - | - | |
21 (1.5G) | 〇 | - | - | |
26 (800M) | - | ●※1 | - | |
28 (700M) | 〇 | 〇 | 〇 | |
42 (3.5G) | 〇 | 〇 | 〇 |
※:●は主要・プラチナバンド
※1:MFBIにてband 18を内包
※2:UQは利用不可
接続しているバンドを確認する手順
この記事は一部イレギュラーな内容を含んでいます。したがって、すべて自己責任にて行い何がおきても一切の責任は負いません。
- 電話アプリの “キーパッド” より『*3001#12345#*』をダイヤルします。
最後に発信ボタン(緑のボタン)をタップします。
- Field Testより『Serving Cell Info』をタップします。
- Serving Cell Infoより “Freq Band Indicator” を確認します。
画像の場合では、Freq Band Indicatorは “3” なので、前述した表より1.7GHzの周波数帯で接続されていることになります。
接続しているバンドを確認するやり方は以上です。
このような裏コマンドはいつかあり、同じように電話アプリからダイヤルすることで実行できます。

iPhoneに隠された裏メニューとは?
iPhoneには通常表示することのできない項目を表示するための “隠しコマンド(裏コマンド)” が存在しています。通常は知っている必要は無いですが、知っておくといろいろと便利かもしれません。