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iPhoneは iOS 13 によって何が変わるのか?

iPhoneは iOS 13 によって何が変わるのか?

2019年9月20日
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2019年09月にAppleより “iOS 13” がリリースされました。iOS 12から、約1年ぶりのメジャーバージョンアップと言うことで、様々な新機能の追加が行われています。

iOS 13とは?

そもそも iOS とは、Appleが自社のスマートフォンであるiPhone向けに提供しているOS(オペレーティングシステム)です。

以前はiPadシリーズにも提供されていましたが、2019年09月よりiPadOSが登場し分離しており、iOS 13からはスマートフォン専用のOSとなっています。

対象のデバイスであれば、新旧にかからわず同じタイミングで提供が開始され、アップデートをすることができます。

アップデート対象の機種は?

iPhone 5s / 6 / 6 Plus 以外のデバイスが対象で、約4年前(2015年9月)に発売されたiPhone 6s以降に提供されます。

iOS 12より自動アップデート機能が提供されており、有効にしていれば勝手にアップデートされますが、何らかの理由によってアップデートされなくとも手動で操作することができます。

また、前述したようにiPadシリーズは2019年09月25日にiPadOSが提供されます。

iOS 13の新機能とは?

ダークモード

ダークモードとは、ディスプレイの表示内容に “黒” など暗い色調がベースとなり、暗い場所で目に優しくなります。

また、有機ELを搭載した機種(iPhone 11シリーズなど)では、バッテリーの消費電力を抑える効果が期待できます。

ダークモードをオンにすると、iOSの全体と対応アプリが切り替わります。また、サードパーティ製アプリに導入することができるため、今後に対応アプリが増えてくるかもしれません。

参考 iPhoneでダークモードを設定する方法

省データモード

省データモードとは、アプリのパケット使用量を減らすことができる機能です。切り替えは設定から操作できます。

参考 iPhoneアプリによるデータ通信量を節約する方法

最適化されたバッテリー充電

バッテリーの劣化を軽減するため、充電のサイクルを学習して充電量を最適化する機能が搭載されました。

参考 iPhoneの充電が100%にならない場合の対処方法

NFCによる読み取りに対応

iPhoneでは、これまで他のICカードを「読み取る」と言う読み取り機能が使えませんでしたが、これが使えるようになりました。

このため、対応アプリであればSuicaなどのICカードを読み取ることができます。

参考 iPhoneで交通系ICカードの残高を表示するアプリ

位置情報の利用を許可

アプリが位置情報サービス(GPSなど)を利用する場合、起動時に許可を求めるダイアログが表示され “許可しない” を始め “このAppの使用中のみ許可” や “常に許可” などを選択することができます。

この時、選択項目に “1度だけ許可” が加わります。また、既に許可済みであっても設定から『次回確認』に変更することで表示させることができます。

フォントの変更

iPhoneは比較的に奇麗なフォントが使用されており、不満を耳にすることも少ないでですが、他のアプリと同様にApp Storeより新たなフォントをダウンロード&インストールし変更することができるようになりました。

ダウンロード&インストールしたフォントは設定より管理することができます。

カーソル移動

iOSでは古くから文字入力時などのカーソル移動に不満の声が上がっていました。

そのため、キーボードをトラックパッド化する機能が搭載されていますが、画面上をドラッグすることで自由に操作できるようになりました。

また、ダブルタップすることで “メールアドレス” や “電話番号” と言った特定の文字列を選択状態にできたり、3本指で左右にスワイプすることで “UNDO(元に戻す)” や “REDO(やり直し)” をすることができます。

Sign In with Apple

Webサービスなどへログイン(サインイン)する際には、それぞれの “ID” と “パスワード” を入力する必要がありますが、これをApple IDを使ったシングルサインオンにすることができます。

Sign In with Appleを使ってログインする際には、デバイスで使用できる “Face ID” や “Touch ID” を使うため、入力の必要が無くなります。

サービス側が対応する必要がありますが、Appleではすべてのアプリに義務付けるようです。

外付けデバイスに対応

これまで、BluetoothやUSB(Lightning)による接続は限定的でしたが “マウス” を始め “ゲームコントローラー” や “外部ストレージ(microSDやUSBメモリーなど)” と言ったデバイスを使うことができるようになりました。

ただし、USB接続の場合には “Lightning” への変換アダプタなどの周辺機器が必要となります。

アプリの新機能とは?

ファイルアプリ

ファイルアプリの機能拡張は数多く “ダウンロードフォルダ” を始め “圧縮・展開(解凍)” や “ファイル情報の表示” などができるようになりました。

また、SMBサーバへの接続が可能になったので、ネットワーク上の共有フォルダなどへ接続することができます。

新アプリ「探す」

Appleでは、これまで「iPhoneを探す」と「友達を探す」のサービスが提供されていましたが、これが「探す(Find My)」に統合されました。

この機能は、iPhoneだけでなく iPad / MacBook / Apple Watch / AirPods などの製品を探すこともできます。

また、iPhoneのようにモバイルデータ通信に接続されていなくとも、Bluetooth通信で近くにある(他人の)Apple製品を介して位置を検知することができます。この時、通信は暗号化・匿名化されるため第三者に位置が知られるリスクは最小限に抑えられています。

その他

ボリューム変更

気になった変更点としては、ボリューム変更時の表示が “端(サイド)” に位置するようになりました。これまでは中央に大きく表示されていたので、場合によっては表示内容に被って見にくかったですが視認性が上がっています。

3D Touch

iPhone 6sからiPhone XS/Maxなどに搭載されている3D Touch機能は、ロングタップでも同様の操作が可能になりました。

搭載されている機種の3D Touchが無効になっているわけでは無いようですが、iPhone XRやiPhone 11シリーズには搭載されていないことからも廃止の方向と思われます。

このため、ロングタップに置き換え、操作に慣れておくと良いかもしれません。

App Store

Apple Arcadeが追加されたことにより、アプリのアップデートが操作しにくい位置に移動したため、手動でアップデートしたい場合には注意が必要です。