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固定電話機を簡単に導入する方法

固定電話機を簡単に導入する方法

2017年4月20日

携帯電話やスマートフォンの普及によって一般的な据え置き電話(いわゆる固定電話)を導入する人は少ないですが、「家族で共有できる電話番号を持ちたい」と言う場面は意外とあるものです。しかし、いまさら固定電話を導入するのも面倒なので気軽に導入できる方法を探してみました。

固定電話の必要性

一人暮らしを始める際に「固定電話に新規加入した」と言う人は少ないでしょう。今では1人1台、携帯電話やスマートフォンを所有している時代なので、わざわざ固定電話を持つ必要もありません。しかし、結婚や出産をして家族が増えてくると「携帯電話より固定電話が欲しい」と思う場面もあります。

例えば、どこからか連絡を受ける際に「特定の誰か」では無く「家族の誰か」に連絡が行けば良い場合、必要になる連絡先は “個人” では無く “家族” の電話番号を知らせるほうが効率が良いことがあります。

このように、携帯電話・スマートフォンが “1人の人間” に紐づくのに対して、固定電話は “家族” に紐づく電話と言えます。

固定電話機のような携帯電話

その昔、PHS事業を行っていた旧WILLCOM(現Y!mobile)が販売した製品の中に「イエデンワ」と呼ばれるPHS回線を利用した据え置き型の電話機がありました。この機器は固定電話機のような佇まいですが、固定回線を引く代わりに「PHS回線で代用する」と言うのが目的の正式な商品です。

エイプリルフールによるジョーク商品のようにも思えますが、こう言った商品を求めているユーザーが一定数居るようで、2017年現在でもイエデンワを進化させ “3G” に対応させた電話機ホムテル3Gが発売されています。

SIMフリー持ち運べる固定電話機『ホムテル3G』AK-010
SIMフリー持ち運べる固定電話機『ホムテル3G』AK-010
 

この電話機の特徴は、SIMフリーなので格安SIMと契約して安価に使用することができるところです。また、無線ルーター機能を搭載しているので、データ通信が使用できる格安SIMなどを用いればWi-Fiを使って「パソコンをインターネットに接続する」と言ったことも可能です。加えて、電話番号が携帯電話やスマートフォンなどと同様になるため、固定電話のように「引っ越しによって電話番号が変わる」と言ったこともありません。

携帯電話やスマートフォンが普及したとは言っても、まだまだ「馴染みが無い」と言う人も多く、特に「年老いた両親でも簡単に使える電話機が欲しい」と言ったニーズには適しているのではないでしょうか。

回線契約は?

携帯電話やスマートフォンなどと違い、この機器を購入する際には回線契約は必要ありません。しかし、その反面で自分でMVNO(格安SIM)などを契約し設定する必要があります。既に格安スマホ(格安スマートフォン)などを契約してればSIMカードを追加すれば良いですが、そうでない場合には新規に契約する必要があります。

使用できるMVNO(格安SIM)は、NTTドコモ系であれば問題ないかと思いますが保証されているわけではありません。ちなみにメーカーによる接続確認済みのSIMカードは、代表的なものでIIJmio(タイプD・音声通話機能付きSIM)となっています。