ニンテンドースイッチやPS4(プレイステーション4)などを始めとした昨今の家庭用ゲーム機では、ゲームソフトに “パッケージ版” と “ダウンロード版” がありますが、購入する際に「どちらを買うべきか?」を迷ってしまうので利点や欠点をまとめてみました。
販売ルートの多様化
ニンテンドースイッチやPS4(プレイステーション4)などの家庭用ゲーム機では、Wi-Fi(無線LAN)などの機能が搭載され気軽にインターネット接続できるようになりました。
そのため、ゲームソフトの販売形式が多様化しており、昨今では従来通りの “パッケージ版” に加えてインターネット経由で購入する “ダウンロード版” もメインの販売方法となっています。
「どちらで買うか?」と言うのは個人の自由ではありますが、「どちらで買うべきか?」と言うのは意外と悩ましいものです。
販売ルートによる違い
ゲームソフトの “パッケージ版” と “ダウンロード版” の違いによるメリットとデメリットの違いは次の通りです。
パッケージ版 | ダウンロード版 | |
---|---|---|
利点 | 保存メモリーが不要 売却が可能 貸し借りが可能 中古ソフトがある |
発売直後に入手できる 売り切れが無い ソフトの入替が不要 読み込みが早い |
欠点 | 店舗で買う必要がある 売り切れでは買えない ソフトの入替が必要 読み込みが遅い |
保存メモリーが必要 売却が不可 貸し借りが不可 中古ソフトが無い |
読み込み速度の違い
ニンテンドースイッチのゲームソフト “ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド” のパッケージ版を購入してプレイしていると「読み込み速度が遅い」と感じるようで、パッケージ版からダウンロード版への乗り換えを考える人は意外と多いそうです。
一般的にゲームソフトの読み込み速度と言うのは “本体保存メモリー(内部ストレージ)” が一番速く、次点で “microSDカード” が速く、最後に “ゲームカートリッジ” と言われているので、読み込み速度を重視するのであればダウンロード版の購入がオススメです。
ただし、数値上は速くても「体感的には変わらない」と言う意見もあるので、購入は自己責任にてお願いします。
ゲームソフトの入れ替え
1つのゲーム機に対して1つのゲームソフトをプレイする人はマレであり、一般的には複数のゲームソフトを所有しています。所有しているゲームソフトの中でプレイするゲームを変更するためには「ゲームソフトの交換」をしなくてはいけません。
パッケージ版の場合には物理的にゲームソフト(ゲームカートリッジなど)を交換する手間が必要ですが、ダウンロード版であればソフトウェア的に選択し直すだけなので手間がかかりません。
このため、たくさんのゲームをシームレスにプレイしたいと言う場合にはダウンロード版がオススメです。
中古ゲームソフトの存在
家庭用ゲーム機は、専門店が存在するほど “中古ゲームソフト” が流通しています。遊び終わったゲームソフトを売却するのはもちろんのこと、発売後に時間が経過したゲームソフトを格安で購入することもできるので、便利に利用している人も多いでしょう。
この “中古ゲームソフト” と言う存在はパッケージ版だけのメリット(利点)でありダウンロード版では不可能です。そのため、遊び終わったゲームソフトは「次々に処分したい」と言う場合にはパッケージ版がオススメです。
このポイントは、ゲームソフトの「貸し借り」にも通じるところがあります。
所感
このように、どちらかと言えば “ダウンロード版” の方がメリットが大きいように思えますが、実際にはパッケージ版の方が人気があるようです。これは「飽きたら売却できる」と言う点が大きいのでしょう。
ゲームソフトでも何でも一般的な商品に対する買い取り価格は「発売後が一番高く時間とともに安くなる」ので、ダウンロード版の利点を活かしつつパッケージ版のコストパフォーマンスを利用するためには、長期に渡ってプレイするゲームソフトはダウンロード版を購入し、短期集中でプレイするゲームソフトはパッケージ版を購入するとコストパフォーマンスに優れるのではないでしょうか。