スマートフォン間でファイルのやり取りをするのは意外と面倒ですが、Googleが提供するアプリ “Files Go” を使うと簡単に2つのスマートフォン間でファイルを送受信することができるようになります。
面倒なファイル転送
2つのスマートフォンでファイルをやり取りしたい場合は意外と多くあり、クラウドストレージやLINEなどのメッセンジャーを使って送受信している人も多いでしょう。しかし、それらの方法ではインターネットを介して通信が行われているためにデータ通信容量を消費してしまい、画像はまだしも動画などの大容量ファイルを取り扱うには不便です。iOSを搭載したiPhoneやiPadであれば「AirDrop」と言う仕組みがありますが、Android OSには標準機能で用意されていません。
そこで、Googleが提供するアプリ “Files Go” を用いると、インターネットを経由することなく(データ通信容量を消費することなく)、2つのスマートフォンを直接接続しローカルでファイル転送を行うことができます。
アプリ Files Go by Google: Clean up space on your phone – Google Play の Android アプリ
ローカルでファイル転送する手順
- 送信者 受信者 Files Goより『ファイル』をタップします。
- 送信者 受信者 ファイルの “インターネットを経由せずに安全に送信” よりファイルを送る側は『送信』をファイルを受け取る側は『受信』タップします。
必要に応じてアプリに権限を付与する操作が必要になります。
- 送信者 受信者 相手と接続する際の識別子として “名前” を入力し『次へ』をタップします。
名前の文字列は任意です。
- 送信者 双方が接続の待ち受け状態になり、接続相手が表示されたら『名前』を確認しタップします。
- 受信者 表示されたダイアログより “名前” を確認し問題が無ければ『接続』をタップします。
- 送信者 接続されたら “送信するファイル” を選択し『送信』をタップします。
複数選択が可能です。
- 送信者 受信者 ファイル転送が実行されます。
送信漏れがあった場合には『さらにファイルを送信』をタップすれば続けて送信が可能です。
インターネットを介さずローカルでファイル転送するやり方は以上です。
受信したファイルを確認する手順
Files Goによって受信したファイルは、Files Goアプリの “ファイル” にある『受信済みファイル』より確認することができます。
また、内部ストレージでの保存先は “Files Go” フォルダーとなっています。
送受信する2つのスマートフォンにアプリをインストールする必要があるのが難点ですが、Googleの純正アプリと言うこともあり、今後はプリインストール(プレインストール)されるかAndroid OSそのものに組み込まれる可能性を期待したいところです。