モバイルネットワークやWi-Fiなどを使って音声通話やインターネット通信を行うことができるスマートフォンですが、スマートフォン同士を直接接続して音声通話(いわゆるトランシーバー)を行うこともできます。
トランシーバーとは?
電波による無線接続を用いて主に音声による会話を行うための無線機です。一般的には “送信機能” と “受信機能” を兼ね備えた携帯型の無線機を指すことが多いですが、あくまでも送受信が可能であればトランシーバーとなるため、携帯できない据え置き型でもトランシーバーとなります。

携帯電話やスマートフォンとの違いは、トランシーバーは機器同士が直接接続を行って通信を行うので、基地局(中継アンテナ)などは必要ありません。ただ、送受信機能を持ったスマートフォンはアプリを追加することでトランシーバーのように直接接続による通話が可能になります。アプリによって “Bluetooth” を用いるものと “Wi-Fi” を用いるものがありますが、今回は “Wi-Fi” を用いるアプリを例とします。
アプリ トランシーバー・WiFiDirectPhone – Google Play のアプリ
スマホをトランシーバー化する手順
事前準備として “Wi-Fi” をオンにする必要があります。また、この機能は “Wi-Fi Direct” と呼ばれる仕組みでスマートフォン同士を直接するため、インターネットへの接続は必要ありません。
参考 2台のAndroid端末を “WiFi Direct” で接続する
- SH-M07 アプリを起動し “接続先一覧” より『(接続先のスマートフォン)』をタップします。
- SH-M07 アプリより『発信ボタン(受話器が上を向いているアイコン)』をタップします。
- SH-01K ダイアログ “接続への招待” より内容を確認し問題が無ければ『同意する』をタップします。
- SH-M07 接続が完了すれば通話が可能になります。
- 終話する際には『終話ボタン(受話器が下を向いているアイコン)』をタップします。
スマートフォンをトランシーバー化するやり方は以上です。
Bluetoothの方が消費電力が少なそうですが、ペアリングなど煩雑な作業が必要となるためWi-Fiの方が簡単でした。また、Bluetooth接続によるヘッドセットなどを活用する場合には混線の恐れがあるため、Wi-Fi接続の方がオススメです。