iPhoneを始めとしたスマートフォンの多くには様々なセンサーが搭載されており、そのうちのセンサーを用いると “水準器(水平器)” の役割を果たすことができます。
様々なセンサー
スマートフォンはその性質上で様々なセンサーを搭載しており、明るさを検知する “照度センサー” や端末との距離を知るための “近接センサー”に方位を知るための “磁気センサー” などがあります。
それらのセンサーの中には傾きを知るためのジャイロセンサーがあり、このジャイロセンサーを使うとスマートフォン本体の傾きを知ることができます。
物体が水平かどうかを調べるためには “水準器(または水平器)” と呼ばれる道具を用いますが、スマートフォンの傾きを計測することで水準器と同様に傾きを調べることができます。一般的に水準器を持っている人は少ないでしょうが、意外と使う機能の1つでもあるので、スマートフォンで簡単に調べられるのは重宝するでしょう。
水平を調べる手順
iOS11までのiPhoneには “コンパス” アプリがプリインストール(プレインストール)されており “水準器” の機能を有しています。iOS12ではプリインストールされている “計測” アプリに移動しました。
参考 iPhone 8をiOS12へアップデートして変わったこと
モードの切り替え
iOS11まではコンパスアプリを用いるため、コンパスアプリより左右にスワイプすることで “水準器” を表示させることができます。
iOS12では計測アプリを用いるため、計測アプリの “水準器” タブをタップすると表示させることができます。
水準器の使いかた
水準器モードでは本体の “傾き” に応じて “角度” が表示され、傾きの度合いに応じて “色” がかわります。0°(水平)により近い傾きであれば緑色となり、大きく離れていれば黒色で表示されます。
水準器の使用は家の傾きを調べるだけでなくポスターを張ったりする際に曲がってないか確認することにも使えます。ただし、スマートフォンに搭載されているセンサーは簡易的なものなので、建物(自宅など)などを正確に調べたい場合には、専用の器具を購入するか専門家に調査を依頼したほうが良いでしょう。