ネットワーク越しに電源の操作が可能になっているデバイスは、多くの場合で “WoL(Wake-on-LAN)” と呼ばれる技術に対応しています。このWoLを使うとスマートフォンからデバイスの電源を遠隔操作することができます。
WoLとは?
Wake-on-LANの略で、LAN(ネットワーク)を使って別デバイスから対象デバイスの電源をオンにする技術です。使用するためにはパソコンなど本体が対応している必要があり、場合によっては別途の設定が必要となります。また、当然にネットワークに接続されている必要があります。
WoL(Wake-on-LAN)に対応しているのはパソコンだけでなく、パソコンの電源と連動するようなデバイス(NASなど)でも対応していることが多く、特に明記されていなくとも起動できる場合が多いです。意外なところではPlayStation (3 / 4) の周辺機器であるnasne(ナスネ)もスリープ状態から起動できました。
このWOLは、対象デバイスへマジックパケットと呼ばれる特殊なデータを送ることで「起動する(電源オフ→電源オン→起動)」「スリープから復帰する(スリープ→起動)」と言ったことが可能になるので、マジックパケットを送信できるWake On Lanアプリなどを使えば、スマートフォンから電源の遠隔操作ができるようになります。
スマホからマジックパケットを送信するには?
デバイスを追加する手順
- アプリより『+』をタップします。
対象となるパソコンと同一のネットワークに接続している必要があります。
- 一覧より『(対象のデバイス)』をタップします。
- デバイスの追加より必要事項を入力の上で『デバイスの追加』をタップします。
デバイスを追加するやり方は以上です。
マジックパケットを送信する手順
マジックパケットを送信するやり方は以上です。
これによって、遠隔で電源操作が可能になるため、手に届く範囲にデバイスを配置する必要もなくなります。