2017年02月27日に行われたMWC2017(Mobile World Congress 2017)にて、2017年の夏モデルとなりうるXperia Xシリーズ『Xperia XZs(G8231/G8232)』が発表されました。このXperia XZsは、これまでのXperia Xシリーズと同様に日本のバンド(電波)に対応しています。
Xperia XZsの概要
2016年より始まったXperia Xシリーズですが、2017年のモデルはAndroidバージョンがAndroid 7.1 Nougatを搭載したモデルとなっています。
基本スペック
同時に発表されたXperia XZ Premiumに比べミドルスペックな機種になっており、メモリが4GBにアップしたもののSoCは前作であるXperia XZと同じSnapdragon 820なのでマイナーチェンジモデルと言えるでしょう。ただ、前作の海外版(グローバルモデル)Xperia XZでは非対応だった防水に正式対応しているのが特徴です。
SoC | Snapdragon 820 |
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OS | Android 7.1 Nougat |
液晶 | 5.2インチ(ラウンドガラス) |
解像度 | フルHD(1080×1920) |
内部ストレージ | 32GB |
メモリ | 4GB |
カメラ | 前面:13MP 背面:19MP |
バッテリー | 2900mAh |
本体カラー | アイスブルー ブラック ウォームシルバー |
非接触IC | NFC |
USB | USB Type-C(USB2.0) |
充電 | Quick Charge 3.0 |
その他 | Nano SIM 防水(IP65/68) microSDXC |
また、Apple PayやAndroid Payが日本国内ではFeliCaを使用しているので、グローバルモデルの時点で対応すると期待がありましたが、残念ながらFeliCaは搭載されずNFCのみとなってしまいました。
対応バンド
海外で販売されるSIMフリーなグローバルモデルのXperiaは、日本国内向けに作られたものでは無いため掴める電波に違いがあります。しかし、Xperia XZで対応していたことを考えるとマイナーチェンジモデルである “Xperia XZs” が非対応と言うことは無いでしょう。
- LTE(4G)
band ドコモ au SB G8231 G8232 1(2.1G) ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 3(1.8G) ◯ △ ◯ ◯ 8(900M) ◯ ◯ ◯ 11(1.5G) ◯ 18(800M) ◯ 19(800M) ◯ ◯ ◯ 21(1.5G) ◯ 26(800M) ◯ ◯ ◯ 28(700M) ◯ ◯ ◯ ◯ ※SB=SoftBankで△はY!mobileのみ
- W-CDMA(3G)
band ドコモ SB G8231 G8232 1(2.1G) ◯ ◯ ◯ ◯ 6(800M) ◯ ◯ ◯ 8(900M) ◯ ◯ ◯ 9(1.7G) ◯ 11(1.5G) ◯ 19(800M) ◯ ◯ ◯ ※SB=SoftBankで△はY!mobileのみ
ドコモのXiプラスエリア(Band 19)、SoftBankのプラチナバンド(Band 8)が使えるので、日本国内でも問題なく使用することができそうです。また、auはBand18(800M)は非対応なもののBand26(800M)に対応しています。
技適マークは?
これまでのXperia Xシリーズでは、docomo、au、ソフトバンクなどの国内キャリアから販売される機種の海外モデルには技適マークが無いことが多いので、過度な期待はできないでしょう。また、過去に「発表では確認できたが発売された機種では確認できない」と言ったことがあったので発売されるまでは要注意です。
価格は?
正確な価格は各販売サイトでチェックしてください。

参考 Xperia XZsにおける液晶保護フィルムとケース&カバーの選びかた
参考 MWC2017にて発表された2017年上半期のXperiaとは?