スマートフォンのWebブラウザでアクセスしていると、ブラウザ上で「ウィルスに感染しました!バッテリーが破損しています」などと画面に表示されることがあります。このほとんどは “嘘” なのでビックリせずに適切な対処を行いましょう。
バッテリーが破損?
ブラウザでWebサイトを閲覧していたら「ウィルスに感染し、バッテリーが破損しています!」と表示されました。そもそも、ウィルスに感染して “バッテリーが破損” と言ったことが起こり得るのかと言えば、答えは「ノー」でしょう。CPUを暴走させてバッテリーに無理な負担をかければ「もしかしたら?」できるかもしれませんが可能性は低いです。
このようにブラウザのダイアログで表示される「ウィルスに感染しました」は、そのほとんどが “嘘” です。きまって、アプリ等のインストールを勧められますが、本当の目的は「アプリをインストールさせる」ことで、このインストールするアプリこそがウィルスの可能性が高いです。
対処の手順
ページを閉じる
この手のサイトは色々なギミックが施されており、スマートフォン本体のバイブを動作させたりして不安感を煽るのでとりあえず閉じることを優先させます。
- 画面にダイアログが表示されたら『OK』などをタップして閉じます。
- アプリへのダウンロードリンクが表示されることが多いので、タブを閉じるため画面右上の『タブ切り替えボタン(□の中に数字)』をタップします。
参考 Android Chromeの『タブ切り替えボタン』が無くなったので復活させる方法この手のアプリはウィルスが仕込まれていることが多いのでウンロードは非推奨です。 - タブ一覧が表示されたら、対象のタブにある『×』をタップして閉じます。
動作アプリにチェック
ほとんどありえませんが、万が一にもWebサイトにアクセスした際にウィルスに感染している可能性はあるので、バックグラウンドで動作しているアプリをチェックします。ただし、ウィルスかどうかを判断するのは難しいので、腕に自信が無い場合はあきらめて初期化したほうが良いでしょう。
参考 バックグラウンドで動いているスマホアプリをチェックする方法
Androidスマートフォンは基本的に自分自身で操作しなければ「アプリが勝手にインストールされることは無い」ですが、100%無いとは言えないので不安であれば素直に初期化した方が良いでしょう。特にroot化などをしている場合には感染のリスクは高くなるので要注意です。