Androidアプリの中には『スマートフォン本体の設定によって起動させることができないアプリ』が存在しています。原因はアプリによって様々であるため一言で「これをやれば良い!」とは言えませんが、いくつか原因と対策をまとめてみました。
起動できない原因は?
原因のほとんどは『セキュリティーの為』と言うことが多いです。
特にセキュリティーに気を遣う銀行系アプリ(みずほ銀行や三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行など)や不特定多数の人と一緒に遊ぶゲーム系アプリ(Miitomoやパズドラなど)では、スマートフォン本体の状態により「起動しない」「開けない」「動かない」「エラーが出る」などと言ったことが起こります。
起動しないアプリを起動させる解決策は?
「これをやれば起動する!」と言った直接的な解決策はありませんが、試してみる価値がありそなものを紹介します。
USBデバッグをオフにする
みずほ銀行や三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行などの銀行系アプリが起動しない原因で多いのが『USBデバッグ』がオンになっている場合です。
これがオンになっていると「セキュリティーレベルが低下しています」「USBデバッグをオフにしてください」などと言ったエラーメッセージが表示されて起動しないことがあるのでオフに設定しましょう。
root化を解除する
スマートフォン本体をroot化していると起動しないアプリはたくさんあります。root化をするとアプリのデータを書き換えたりすることが可能になるため、特に前述したみずほ銀行や三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行などの銀行系アプリはもちろん、Miitomoやパズドラなどのゲーム系は起動しないことが多いです。
root化した状態でアプリを起動させる手段はいくつかありますが、root化はセキュリティーレベルが低い状態にあるので、起動しないアプリ(特に銀行系)を無理やり起動させるのはオススメしません。
そのため、どうしても起動させたい場合にはroot化の解除をオススメします。
ただし、一度でもroot化していると「起動しない」と言うアプリも存在しているようなので、その場合にはスマートフォン本体を初期化したほうが良いでしょう。
スマホを初期化する
不具合や他のアプリが原因で起動しないことも考えられます。
その場合にはスマートフォン本体を初期化してから、改めてアプリをダウンロード&インストールしてみるなどの切り分けをしてみると良いでしょう。
初期化した状態でも起動できないのであれば、スマートフォン本体がそもそも対応機種でない可能性があります。
スマホを新しくする
根本的な問題として、スマートフォン本体のOSバージョン(Androidバージョン)が古いために起動しないと言ったこともあります。
スマートフォンアプリには対応機種と言うものが設定されており、基本的にGoogle playからダウンロードするアプリはOSバージョンが古いとダウロード&インストールそのものができないようになっていることが多いですが、何かの間違いでダウロード&インストールできてしまう事も考えられます。
スマートフォン本体にキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)やメーカーからOSのアップデートが提供されていれば、最新バージョンにアップデートするだけで起動することも多いですが、日本で販売されているスマートフォンはバージョンアップが行われないスマートフォンも多いので、その場合には本体を買い替えるしかありません。
一度でもroot化した経験がある場合は自己責任ですが、そうでは無い場合で「どうやっても開けない(起動しない)」と言う場合には、最終的にアプリ製作者に問い合わせるしかないでしょう。