どんなデバイスでも、インターネットへ接続するためには “IPアドレス” と “MACアドレス” の2つが必要です。この2つのネットワークアドレスが揃うことで初めてデータを届けることができます。
2つのネットワークアドレス
インターネットへ接続するデバイス(パソコンなど)には “IPアドレス” が付与されることは良く知られていますが、他にも “MACアドレス” と呼ばれるものが割り当てられています。
IPアドレスとは、所属するネットワークを表すため、デバイス(パソコンなど)の設置場所が変われば変更となる場合が多いです。このため、IPアドレスは、インターネット上の住所と称されることが多いです。
MACアドレスとは、NIC(ネットワークインターフェースカード)に対して出荷時に付与されるもので、基本的には永続的に変更されることはありません。このため、MACアドレスは氏名と言えます。
どちらかではダメなのか?
郵便物は “住所” と “名前” があって初めて届くように、インターネット上のデバイス(パソコンなど)へデータを届けるのにもIPアドレス(住所)とMACアドレス(氏名)が必要となります。
郵便物に “名前” や “住所” の一方だけを書いても届かないように、インターネット上においても “MACアドレス” や “IPアドレス” の一方だけあってもデータは届きません。
このため、住所となりうるIPアドレスと名前となりうるMACアドレスの2つが揃って初めてデータを届けることができるようになっています。