ZenFone 3では、SIMカードを取り出す際にピンで押し出してSIMカードトレイを出す方式を採用しています。このため、専用のピンが製品に同梱されていますが持ち歩いているわけでは無いので、急に取り出したくなった時に困ってしまいます。
SIMピンとは?
iPhoneを始めZenFone 3など一部のAndroidスマートフォンでは、SIMカードトレイの排出に専用のピンを使うようにできています。この時に使用するピンがSIMピンと呼ばれ、使用する機器であれば製品に同梱されています。
このSIMピンは、複数台のスマートフォンを持っていたり、MVNO(格安SIM)でSIMカードを頻繁に入れ替える人であれば持ち歩く人も居るでしょうが、一般的には購入時にSIMカードをセットするのに使用したら化粧箱にしまい込み持ち歩くことは無いでしょう。
しかし、持ち歩いていないことがデメリットになることがあります。
SIMカードが外れる!?
第三世代(3G)以降の携帯電話やスマートフォンに採用されているSIMカードは、カードを入れ替えるだけで使用する機種を変えることができる便利なものですが、物理的に接触させてデータを読み取っている以上 “接触不良” と言うものが発生します。
特に激しく落とした際などに接触不良を起こすことがあり、SIMカードが挿入されているのにも関わらず「SIMカードが挿入されていません」などと表示されてスマートフォンが使用できなくなってしまいます。こうなってしまうと、一度SIMカードを取り出して再挿入するまで認識しなくなってしまう事があります。
このため、前述したSIMピンを用いてSIMカードトレイを取り出す機種は、SIMピンを持ち歩いていないと一時的に修復不可能な事態に陥ってしまう事になります。
SIMピンの代替策
専用のSIMピンを持ち歩くのが一番の解決策ではありますが、小さく紛失もしやすいので代替品を用意しておくと安心です。代替品は “細く” て “ある程度の強度” があれば何でも良いですが、機種によってはピンの挿入口が小さいものがあるので試用をオススメします。
クリップ
身近にある代替品は “クリップ” が挙げられます。クリップは太さ(細さ)も強度も申し分ないのでオススメです。会社勤めの社会人であれば勤務先の備品にクリップがあるでしょうが、外勤が多い場合には財布やカバンに2つ3つ忍ばせておくと便利です。
イヤフォンキャップ
イヤフォンジャックのカバーにピンが付いたものが販売されています。どうせキャップを付けるのであれば、SIMピンの機能を持たせるとスマートでしょう。
XperiaシリーズのSIMカードトレイは素手で取り出すことができるので気にする必要はありませんが、昨今ではSIMピンが必要な機種も増えてきたので頭の片隅に置いておくと良いでしょう。