Xperia GX SO-04DはBootloader unLockができない機種なのでカスタムROMを導入するのは難しいですが、比較的簡単に導入できるファイルが提供されているので、それをつかって BlissPop をインストールしてみます。
BlissPop とは?
「BlissPop」はCyanogenMod 12(CM12)がベースのカスタムROMで Android 5.1 Lollipop です。設定可能な項目が多いので評判が良いカスタムROMです。
CyanogenMod 12については「SO-04DにCyanogenMod 12.1を導入する」を参照してください。
SO-04DのAndroid4.3化
BlissPopをインストールするためにはXperia GX SO-04DをAndroid 4.3 Jelly Beanまでアップデートする必要がありますが、SO-04DはAndroid 4.1.2 Jelly Beanまでしかアップデートされなかったので、グローバル版であるXperia TX LT29i化することで対応します。
詳細は「SO-04DをLT29i化してAndroid 4.3 Jelly Beanにアップデートする」を参照してください。
BlissPopを導入する方法
前提条件
- Android 4.3 Jelly Bean以上であること
- root化されていること
- カスタムリカバリ(CWMなど)がインストールされていること
必要なファイル
BlissPop
- BlissPop-v4.0.3-hayabusa-UNOFFICIAL-20151122-2140.zip
作者である赤星(154氏)さんのページ「BlissPop for Xperia GX (TX) with Locked Bootloader – The Middle of Nowhere / 辺境の憩い」からダウンロードできます。
- TX.4.3_ramdisk_replacer_for_BlissPop.zip(hijack-ramdisk for BlissPop)
作者である赤星(154氏)さんのページ「BlissPop for Xperia GX (TX) with Locked Bootloader – The Middle of Nowhere / 辺境の憩い」からダウンロードできます。
その他
- CWM6-cDM_v2.5_vfix2_MultiRecovery.zip
「CWM6-cDM_v2.5_vfix2_MultiRecovery」からダウンロードできます。
- XT-lockeddualrecovery2.8.21-RELEASE.flashable.zip
“[NUT]’s XDA download page“から”XZDualRecovery”→”XZDualRecovery 2.8.21″とたどるとダウンロードできます。
“2.8.21”はバージョンによって異なります。特に理由がなければ最新版を使用して問題ないでしょう。 - GApps
GAppsはPlayストアをはじめとしたGoogle系アプリのパッケージで、様々なパッケージが用意されてます。どのパッケージを使用するかは好みですが、今回は「The Open GApps Project」より“open_gapps-arm-5.1-pico-20151124.zip”をダウンロードしました。
“pico”は最小構成のパッケージで必要なアプリはGoogle Playからダウンロード&インストールする必要があります。 - UPDATE-SuperSU-v2.46.zip【任意】
「SuperSU Download」からダウンロードできます。
導入手順
CM12.1の導入手順と同じなのでファイルを読み替えて「SO-04DにCyanogenMod 12.1を導入する#導入手順」を参照してください。
BlissPopのパフォーマンス
Xperia GX SO-04DへカスタムROMをインストール後にベンチマークを取ってみました。詳細は「SO-04Dに導入したカスタムROMのベンチマークをまとめるよ」を参照してください。
まとめ
CM12.1を導入した時もそうでしたが、Android 5.1 Lollipopは軽いです。Xperia GX SO-04Dはメモリが1GBしかないですが軽快に動作してくれています。