当サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
Androidスマホが対応するバンドを確認する方法

Androidスマホが対応するバンドを確認する方法

Blueskyロゴ Pocketロゴ  はてなブックマークロゴ

スマートフォンの音声通話やデータ通信は “電波” を用いた無線によって行われていますが、対応する周波数(バンド)は機種によって異なるため「どの周波数(バンド)に対応しているのか?」は本体より確認できるようになっています。

バンドとは?

スマートフォンにおける “バンド” とは、主に電波の周波数帯を意味しています。

ドコモやau、ソフトバンクなど各キャリアが使用できる電波は周波数によって細かく区切られており、その区切られた帯域のことをBand(バンド)と呼んでいます。簡単に言えばTVのチャネル(チャンネル)のようなものと思えばよいでしょう。

各キャリアが使用しているバンドは一部で異なっており、かつ、スマートフォン本体も各バンドに対応/非対応が分かれているため、バンドが合わないキャリアとスマートフォンの組み合わせでは「電波が繋がらず使えない」や「エリアが狭い」ということになってしまいます。

バンドは “4G” と “3G” で分かれており、4GはLTEで各キャリア共通ですが、3GはドコモとソフトバンクはW-CDMA、auはCDMA2000と方式が違い、互換性も無いので注意が必要です。

スマホ本体でバンドを確認するやり方

  1. Serviceメニューより『Service info』をタップします。

    F5321→電話アプリ→7378423→Service

  2. Service infoメニューより『Configuration』をタップします。

    F5321→電話アプリ→7378423→Service→Service info

  3. Configurationに表示される項目 “Working band/s” の値を確認します。

    Xperia XZ1 Compact→Service→Service info→Configuration

スマホ本体でバンドを確認するやり方は以上です。

Working band/sの見かた

Working band/sでは、主に “GSM_???” や “UMTS_BC?” に “LTE_BC?” などの値を確認できますが、それぞれ次のような意味となっています。

GSM_???

GSM_850、GSM_900、GSM_1800、GSM_1900などと記載されている場合にはGSM方式における各周波数への対応を示しています。GSM方式とは主にヨーロッパなどで使用されている無線通信方式の一つです。2018年02月現在、日本国内では使用されていないので無視して問題ありません。

SIMロック解除などをしたSIMフリースマートフォンで、海外の現地でSIMカードを購入して使う場合などは関係することがあります。

UMTS_BC?

UMTS_BC1、UMTS_BC5、UMTS_BC6、UMTS_BC19などと記載されている場合にはW-CDMA方式における各周波数への対応を示しています。W-CDMA方式とは「3G」とも呼ばれ日本国内ではNTTドコモやソフトバンクなどが採用する無線通信方式の一つです。ちなみに各バンドと周波数および各キャリアの関係は次の通りです。

3G バンド 周波数 ドコモ au SB
UMTS_BC1 2.1G
UMTS_BC6 800M
UMTS_BC8 900M
UMTS_BC9 1.7G
UMTS_BC11 1.5G
UMTS_BC19 800M

LTE_BC?

LTE_BC1、LTE_BC3、LTE_BC8、LTE_BC11、LTE_BC18、LTE_BC19、LTE_BC21、LTE_BC26、LTE_BC28などと記載されている場合にはLTE方式における各周波数への対応を示しています。LTE方式とは「4G」とも呼ばれ日本国内ではNTTドコモを始めauやソフトバンクなどが採用する無線通信方式の一つです。ちなみに各バンドと周波数の関係は次の通りです。

4G バンド 周波数 ドコモ au SB
LTE_BC1 2.1G
LTE_BC3 1.8G
LTE_BC8 900M
LTE_BC11 1.5G
LTE_BC18 800M
LTE_BC19 800M
LTE_BC21 1.5G
LTE_BC26 800M
LTE_BC28 700M

各バンドの中でも特に重要とされているのがプラチナバンドと呼ばれ、NTTドコモやauでは800MHz、ソフトバンクは900MHzを使用しています。