スマートフォンの小さな画面で長文を入力するのに骨が折れるのであれば、よく使う文言を登録して素早く入力できるようにすると便利です。
ユーザー辞書
パソコンなどの文字入力においても古くから存在する機能なのでさして珍しいわけでは無いですが、スマートフォンのIME(日本語入力アプリ)にもユーザー辞書の機能が搭載されていることが多いです。このユーザー辞書は、ユーザーの好みに合わせて文言(単語)を自由に登録することができるので、場合によっては1文字を入力するだけで長文を入力することができます。このため、メールやメッセージなどでよく使う言葉(枕詞・書き出しなど)を登録しておけば、素早く文章を完成させることができます。
ユーザー辞書の使いかた
Androidスマートフォンに搭載されているIME(日本語入力アプリ)は機種によって異なるため、今回はAndroid 8.0 Oreoを搭載したXperia XZ1 Compactにプリインストール(プレインストール)されているPOBox Plusを例とします。他のIMEでも同様の機能が搭載されていることが多いですが、操作が大きく異なる場合があるので注意してください。
ユーザー辞書を開く手順
- 設定の “システム” より『言語と入力』をタップします。
OSのバージョンによっては直下に『言語と入力』があります。
- 言語と入力より『画面上のキーボード』をタップします。
- 画面上のキーボードより『POBox Plus』をタップします。
- POBox Plus(日本語)設定より『辞書と学習』をタップします。
- 辞書と学習より『ユーザー辞書』をタップします。
- ユーザー辞書が表示されます。
登録する手順
- ユーザー辞書より『+』をタップします。
- 追加より “読み” と “語句” を入力したのち『OK』をタップします。
入力する “読み” は正確である必要は無く、自分自身で識別できるのであれば「お」など1文字でも問題ありません。同じ “読み” で複数の “語句” を登録することも可能です。
- 文字入力で追加した “読み” を入力すると変換候補に “語句” が表示されます。
せっかく登録したユーザー辞書も、機種変更などによって消えてしまうのは勿体ないのでバックアップしておきましょう。
バックアップと復元の手順
ユーザー辞書のバックアップ先は以下のフォルダーに保存されます。
pobox/backup_dic/
バックアップファイルをスマートフォン本体に保存したままにしてくと、故障や初期化の際に消えてしまうのでクラウドや自分のパソコン等へコピー(または移動)しておきましょう。