まだまだ使えるXperia AX SO-01Eを少しでもバージョンアップしておこうと兄弟機であるXperia V LT25iのAndroid 4.3 Jelly Beanを導入してみました。
root化及びそれに関連する事はすべて自己責任です。何がおきても一切の責任は負いません。
海外ではAndroid 4.3 Jelly Beanまで
日本国内で販売されているXperia AX SO-01EはAndroid4.1までしかアップデートされませんでしたが、海外版であるXperia V LT25iはAndroid4.3までバージョンアップされていますので、Xperia V LT25iのFTFを使用してXperia AX SO-01Eをバージョンアップさせてみようと思います。
アップデートにおける注意点
AXをV化すると日本特有のいわゆるガラ機能(赤外線、おサイフ機能、ワンセグなど)が使用不可になります。使用している人、使用する予定がある人はアップデートは控えましょう。
下準備
必要なファイルは以下です。Googleで検索したりFlashtoolで作成したりして入手してください。
- root化されたXperia AX SO-01E
参考 Xperia AX SO-01Eをroot化する方法 - LT25i_9.2.A.2.5_Singtel_SG.ftf
- cwm_prerooted_V_9.2.A.0.295.zip
アップデート手順
『cwm_prerooted_V_9.2.A.0.295.zip』はいわゆるスケルトンの状態でメインとなるファイルは含まれていません。必要なファイルは『LT25i_9.2.A.2.5_Singtel_SG.ftf』から取得します。
『kernel.sin』と『system.sin』を取得する
LT25i_9.2.A.2.5_Singtel_SG.ftfから『kernel.sin』と『system.sin』を取得します。取得する方法が以下を参照してください。
参考 7-Zipを使ってFTFの.sinファイルから中身を取り出す方法
『kernel.elf』と『system.ext4』へ変換する
取得した『kernel.sin』と『system.sin』をそれぞれ『kernel.elf』と『system.ext4』へ変換します。
- Flashtoolを起動したら「Tools」→「Sin Editor」をクリックします。
- 「*.sin」ファイルを選択する画面が表示されますので、kernel.sinを選択し「Extract Data」をクリックします。
- すると、kernel.sinと同じパスに『kernel.elf』が作成されます。
- 次に同様の手順でsystem.sinから『system.ext4』を作成します。
prerooted.zipへ格納
- 作成した『kernel.elf』と『system.ext4』をcwm_prerooted_V_9.2.A.0.295.zipに格納します。
ZIP解凍して再圧縮する場合、圧縮する対象は「cwm_prerooted_V_9.2.A.0.295」フォルダでは無く「cwm_prerooted_V_9.2.A.0.295」フォルダの中にあるファイル・フォルダを全選択して圧縮してください。
インストールする前にバックアップすることをオススメします。
cwmでインストール
作成したcwm_prerooted_V_9.2.A.0.295.zipをCWMでインストールします。
- 端末の内部ストレージにcwm_prerooted_V_9.2.A.0.295.zipをコピーします。
- 端末をCWMで起動し、「install zip」→「choose zip from sdcard」よりcwm_prerooted_V_9.2.A.0.295.zipを選択しインストールしてください。
- 再起動して終了です。
まとめ
rootedを維持しつつアップデートすることができました。使えなくなる機能も多いですが、バージョンアップができるのはやはり魅力的です。どちらを使うかは好みですのでご自分に合ったほうを選択してください。