Androidなどのスマートフォンには似た(または同じ)名前や機能を持ったアプリが複数(2つ3つ)プリインストール(プレインストール)されていることがありますが、これらに違いや使い分けの必要はあるのでしょうか。
作り手が違う
Androidスマートフォンに “メッセージ” や “連絡先(電話帳)” など同じ名前や似た機能を持ったアプリが複数プリインストール(プレインストール)されているのは、主な理由として「作成者(提供者)が違う」と言うことです。例えば、NTTドコモが提供するドコモスマートフォンには電話帳アプリとして “ドコモ電話帳” アプリがプリインストールされていますが、その他にもGoogleが提供する “連絡帳” アプリやメーカーが提供する “連絡先(電話帳)” アプリがあります。
このため、全く機能が同じなのに別アプリが2つ3つと複数インストールされている場合には、どれか1つに絞って使った方が良いでしょう。
どれを使うべきか?
機能につき複数のアプリが提供されていると「どれを使うべきなのか?」と迷う人も多いかもしれません。基本的には「自分の好み」で選ぶのが一番ですが、サービスに紐付いたアプリの場合には選択の余地が無いので注意してください(ドコモ電話帳やドコモメールなど)。また、連絡先(電話帳)など一部のアプリの場合には一方に加えた変更(追加・変更・削除など)が他方へ反映される場合もある(同期している)ので少しずつ使ってみるのも良いでしょう。
ただ、アプリによっては操作性などが大きく異なる場合もあるので、できるだけ使い続けられるアプリを選択するのがオススメです。例えば「同じキャリア(NTTドコモやauにソフトバンクなど)を使い続ける」と言う人であれば、キャリアが提供するアプリを選択しておいた方が、違うメーカーの機種に換えても違和感が少ないでしょう。「同じメーカーの機種(XperiaやAQUOSなど)を使う」と言う人であれば、製造メーカーが提供するアプリを使っておいた方が、MNPなどでキャリアが変わっても違和感が少ないでしょう。「こだわりが無い」「いろんな機種を使いたい」と言う人は、Googleが提供するAndroid標準のアプリを使っておくと、多くの機種で違和感なく使えるでしょう。
使わないアプリは消去
重複アプリのうち使うアプリを1つに決めたら、使わなくなったアプリはアンインストール(または無効)しておくと良いでしょう。使わないアプリを残しておくとスマートフォンの動作が重くなったり、バッテリーの消費が激しくなったりすることがあります。また、ドロワー(アプリ一覧)がスッキリとするので見た目にも良く使い勝手も向上します。
ただし、アンインストールや無効にしたことで何らかのトラブルが発生する場合もあるので、しばらく様子を見て問題があるようなら元に戻した方が良いでしょう。
参考 スマホ本体でAndroidアプリをアンインストールする方法
参考 アンインストールできないアプリを “スマホ本体” で無効化する方法