Android 8.0 Oreoから新しく搭載された機能の1つに “PIP:ピクチャー イン ピクチャー” があります。手持ちのスマートフォンでは限定的にしか使えないようですが物は試しと使ってみました。
ピクチャー イン ピクチャーとは?
Android OSで動画などを小窓で再生しつつ別のアプリを使う機能をピクチャー イン ピクチャー(PIP)と呼びます。Android TVではAndroid 7.0から使えたようですが、スマートフォンではAndroid 8.0から搭載されました。
画面を二分割するマルチウィンドウと似た機能ですが、ピクチャー イン ピクチャーは、テレビ番組における “ワイプ” のイメージが適切でしょう。
ただ、マルチウィンドウとは相性が悪く「マルチウィンドウにしたいがピクチャー イン ピクチャーになる」と言ったように、ピクチャー イン ピクチャーを使いたくない場合にはオフに設定することもできます。
PIPを設定する手順
- 設定より『アプリと通知(アプリ)』をタップします。
- アプリと通知(アプリ)の “詳細設定” より『特別なアプリアクセス』をタップします。
- 特別なアプリアクセスより『ピクチャー イン ピクチャー』をタップします。
- ピクチャー イン ピクチャーより『(対象のアプリ)』をタップします。
一覧に表示されているアプリがPIPに対応したアプリと言えます。なお、YouTubeアプリではYouTube Premiumへの加入が必要など条件付きのアプリもあります。
- 対象アプリのオン/オフを切り替えます。
PIPの使いかた
- 小窓表示(ピクチャー イン ピクチャー)したい画面を表示させます。
今回は例として、Googleマップのナビ機能を用いています。
- スマートフォンの『ホームボタン』をタップ(押下)すると、表示されている画面が小窓表示(ピクチャー イン ピクチャー)になります。
ホームボタンとは画面下部に表示されているナビバーの中央にあるボタンです。機種によっては物理ボタンの場合もあります。
- 別のアプリを起動させると同時に使用することができます。
- ピクチャー イン ピクチャーを終了させるには、小窓を下にスワイプします。
ピクチャー イン ピクチャーを使うやり方は以上です。
ピクチャー イン ピクチャーによって小窓表示されるアプリは最小の情報しか表示できませんが、例としたナビ機能などでは意外と問題なく使用できそうです。
パソコンと違いスマートフォンの多くは同時に複数のアプリを動作させることが難しいですが、小さい画面でも機能を果たせるのであれば、どんどんピクチャー イン ピクチャーへの対応を進めてほしいところです。