これまで、Androidスマートフォン同士でファイル共有する場合には特定のアプリを使用する必要がありましたが、標準機能として “Nearby Share(ニアバイシェア)” が登場しました。Android 10など新しいバージョンだけでなく古いバージョンでも使えます。
iPhone / iPad のAirDropと似た機能と言われることが多いですが、双方に互換性は無いので注意してください。
Nearby Shareとは?
Nearby Share(ニアバイシェア)は、写真や動画などを他のAndroidデバイス(友達や家族など)に送ることができる機能です。Android 10など新しいバージョンだけでなくAndroid 6.0以降のバージョンで使うことができます。
データ通信には “Bluetooth” や “Wi-Fi Direct” のほか “モバイルデータ通信” を選択することもできます。
過去に、似たような機能としてNFCとBluetoothを使った “Android Beam(Androidビーム)” がありましたが、Android 10では廃止され代わりにNearby Shareを使うようになっています。
Google Play 開発者サービスによって追加される機能であるため、アップデートが必要となる場合があります。
Nearby Shareの使いかた
Wi-Fi、Bluetooth、位置情報サービスがオンである必要があります。また、初期設定を行っておくとスムーズです。
初期設定の手順
- 設定より『Google』をタップします。
- Googleより『デバイス接続』をタップします。
- デバイス接続より『ニアバイシェア』をタップします。
- ニアバイシェアより『ON』に変更し、その他の項目を任意に設定します。
初期設定のやり方は以上です。
また、クイック設定ツール(クイック設定パネル)にアイコンを表示させておくと便利です。
共有する手順
送信するデバイス
- 対象のファイルなどを開き『共有アイコン』をタップします。
画像より「3つの点が線で繋がったアイコン」が共有アイコンです。
- 共有メニューより『ニアバイシェア』をタップします。
- ニアバイシェアより『(受信するデバイス)』を選択します。
受信するデバイスの操作が必要な場合があります。
- 受信するデバイスで承認(同意)されるのを待ちます。
受信するデバイス
- 通知より『ニアバイシェア』をタップします。
環境によって操作が必要ない場合があります。
- ニアバイシェアより問題が無ければ『同意する』をタップします。
心当たりが無い場合には『不承認』をタップすれば拒否できます。
共有するやり方は以上です。
この手の機能は以前よりトラブルが発生することが多いですが、事前に設定しておけば最小限に防ぐことができるでしょう。心配であれば、必要なときのみ “オン” にするのも良いでしょう。