Androidスマートフォンに何らかのトラブルが発生した場合に「初期化をしてください」と案内されることがありますが、様々なデータが保存されているので易々とできるものではありません。そんな時にはマルチユーザー機能の “ゲストユーザー” を使って一時的に初期化の状態にして原因の切り分けをすると元データを消さずに済むかもしれません。
ゲストユーザーとは?
本来であれば「第三者にスマートフォンを貸す」ようなシチュエーションに切り替えることが想定されますが、この時に切り替えたユーザーは工場出荷状態に近いため、アプリのダウンロード&インストールはされておらずGoogleアカウントも設定されていない状態になります。
このため、Androidスマートフォンに発生したトラブルの原因がわからない場合に、アプリがインストールされていない初期化の状態で挙動を確認することができます。また、手軽に切り替えられるのと同時に、使い終わったらアプリやデータの削除(リセット)をすることができるので好きなように設定を変えて試すこともできます。
ゲストユーザーを使うには、設定の 複数ユーザー から行えます。
ゲストユーザーに切り替える手順
- 設定の 複数ユーザー より『ゲスト』をタップします。
- ゲストユーザーに切り替わります。
ゲストユーザーに切り替えるやり方は以上です。
ゲストユーザーで加えたアプリや変更したデータは、簡単にリセットして初期化することができるようになっているので、気軽に設定の変更などをすることができます。
ゲストユーザーをリセットする手順
ゲストユーザーに切り替えた状態で操作します。
- 設定の 複数ユーザー より『ゲストを削除』をタップします。
- 元のユーザーに戻ります。
ゲストユーザーをリセットして初期化するやり方は以上です。
初期設定ではゲストユーザーは通話をすることができませんが、これは設定によって変更することができます。