スマートフォンの “Wi-Fi” や “Bluetooth” をオフにしているのに「勝手にオンになった」と言った経験はないでしょうか。これは、不具合(バグ)や故障などでは無くスマートフォンにあらかじめ搭載されている「位置情報のスキャン」が影響している場合があります。
位置情報サービスをサポートするもの
GPSなどの位置情報サービスには、精度を向上させるために Wi-Fi や Bluetooth の電波をスキャンし補助として使用しています。
これら電波をスキャンするためには、それぞれの機能をオンにしておく必要がありますが、ユーザーがオフにしていても位置情報の精度を上げるために 自動的にオンになってスキャンすることがあります。
このため、このスキャン機能をオフにすれば “Wi-Fi” や “Bluetooth” をオフのまま維持することができるようになるかもしれません。ただし、実際には、他のアプリなど様々な要因によってオンになってしまう事があるので、必ずしも改善するわけでは無く「原因の1つである」と言うことになります。
スキャンを無効にする手順
Android 10の場合
- 設定より『位置情報』をタップします。
- 位置情報より『Wi-FiのスキャンとBluetoothのスキャン』をタップします。
- Wi-FiのスキャンとBluetoothのスキャンより『Wi-Fiのスキャン』『Bluetoothのスキャン』のオン/オフを切り替えます。
画像はオンの状態でタップするとオン/オフを切り替えることができます。
Android 9の場合
- 設定より『セキュリティと現在地情報(ロック画面とセキュリティ など)』をタップします。
- セキュリティと現在地情報より『位置情報』をタップします。
- 位置情報の “詳細設定” より『スキャン』をタップします。
- スキャンより『Wi-Fiのスキャン』『Bluetoothのスキャン』のオン/オフを切り替えます。
画像はオンの状態でタップするとオン/オフを切り替えることができます。
位置情報サービスによる “Wi-Fi” や “Bluetooth” のスキャンを無効にするやり方は以上です。
この設定によって位置情報サービスの精度が落ちる場合があるので、高い精度で利用したい場合にはオンに戻すようにした方が良いでしょう。