Xperia XZやXperia X Compactが発表され購入を検討している人も多いでしょう。ただ、これらの機種にはmicroUSBでは無く『USB Type-C』が搭載されているので周辺機器に注意が必要です。
『USB Type-C』ってなに?
USB Type-Cとは、USBコネクタ規格の1つです。
従来のAndroidスマートフォンには「micorUSB」と呼ばれる規格が使用されており、充電やパソコンとデータのやり取りなどに利用されていました。USB Type-Cは2015年に発表・発売されたNexus 5XやNexus 6PやアップルのMacBookに採用され話題になり、Xperia XZやXperia X Compactでも、microUSBでは無く『USB Type-C』が採用されています。
『USB Type-C』の特徴
USB Type-Cは、これまでのmicroUSBで不満だった部分が解消されているところが多くあります。
データ転送速度
データ転送速度が最大10Gbpsなので、音楽や動画など大容量のデータファイルも高速に転送することが可能になっています。
給電が可能
最大100ワットの給電が可能なので非常時にモバイルバッテリーの役割を果たせるかもしれません。また、暑い夏には扇風機を回すこともできるでしょう。
代替HDMI
動画の転送が可能なのでHDMIなどの代わりに使うことができ、スマートフォンに保存された動画ファイルをテレビやパソコンモニターへ流すこともできるでしょう。
シンメトリーな形状
USBを使う上で一番の不満は指し間違いが頻発することですが、裏も表も無いシンメトリーな形状であることから上下左右を確認することなくスムーズに接続することができ、刺し間違えるイライラから解放されます。
USB Type-Cの注意点!
形状
microUSBとUSB Type-Cの違いの中で一番注意しなくてはいけないのがコネクタの形状が違うことです。
microUSBに対応したこれまでのスマートフォンに使用していた充電器やモバイルバッテリー、ケーブルなどはUSB Type-Cと差込口の形状が異なるのでXperia XZやXperia X CompactなどUSB Type-C搭載スマートフォンでは使用することができません。

長さ
USB Type-Cはケーブルの長さもUSB 3.1では1m、USB 2.0では4mまでと規定されています。Xperia XシリーズではUSB 2.0で接続されるので4m以内のケーブルでも問題は無いですが、今後の事を考えて1m未満のケーブルを購入すると汎用的に使うことができるでしょう。

Android 6.0 MarshmallowがUSB Type-Cを正式にサポートしているので、今後はUSB Type-Cを搭載したスマートフォンが続々と登場するでしょう。コネクタの形状が変わってしまうのは難点ですが、アダプターなどをうまく利用して移行することをオススメします。