比較的に新しいバージョンのAndroidアプリでは、これまでダウンロード時に確認していた権限を起動時に行うことになっています。そのため、アプリの初回起動時に権限の可否を設定するダイアログが表示されるようになりました。この時に設定した権限の可否は後から変更することができます。
アプリの権限とは?
AndroidアプリがAndroidスマートフォン本体の “機能” や “データ” を使用するには、ユーザーの許可が必要な仕組みになっています。
古くは、Google Playからダウンロード&インストールする際に “使用権限のリスト” が表示されて許可を求められていましたが、Android 6.0 Marshmallow以降ではアプリの起動時にダイアログが表示され権限を許可するように変更になりました。
このダイアログは “許可” を選択すると以降は表示されなくなるので、後から変更したい場合には設定より操作する必要があります。ちなみに表示される権限は『許可』を選択するものと思われがちですが、一部の権限においては許可しなくとも動作する場合があるので、必要に応じて可否を選択すると良いでしょう。
権限の可否を選択する手順
初回起動時
- アプリの起動時に表示されるダイアログ “〇〇を許可しますか?” を確認し問題が無ければ『許可』をタップします。
1つのダイアログに対して1つの権限が表示されています。複数の権限が必要なアプリでは繰り返し表示されるので注意してください。
- 全ての権限について判断すればアプリが起動します。
初回起動時に権限の可否を選択するやり方は以上です。
後から変更する
- 設定より『アプリと通知(アプリ)』をタップします。
- アプリと通知(アプリ)より『〇個のアプリをすべて表示』をタップします。
- アプリ情報より『(対象のアプリ/ウィジェット)』をタップします。
対象のアプリが “システムアプリ” の場合には表示させる操作が必要です。
- 対象のアプリ情報より『権限』をタップします。
- アプリの権限より『(任意の権限)』のオン/オフを切り替えます。
画像は全てオフの状態です。オンにすると “許可” され、オフにすると “許可しない” となります。
アプリの権限を後から変更するやり方は以上です。
これまでは一括で『許可』『許可しない』を選択するしかありませんでしたが、権限ごとに個別に設定できるのでセキュリティーに強くなったと言えるでしょう。ただ、その反面で煩雑になったともいえるので一長一短なところです。