比較的に新しい機種で “おサイフケータイ” の機能が「使えない」「リーダーに反応しない」と言う場合があるようです。モバイルSuicaなどを利用して改札を入ってしまってから使えなくなると困るので頭に入れておくと役に立つかもしれません。
NFCとFeliCaの関係
日本国内でのおサイフケータイと言えば、FeliCaと呼ばれる非接触型ICカードが使われていることが殆どですが、海外ではNFCと呼ばれる非接触型ICカードが使われていることが多いです。
これまで日本国内で販売されるスマートフォンには “Felica” が単独で搭載されていることも多かったですが、NFCは様々な用途にも使用できることから、昨今では日本国内で販売される機種でもNFC/FliCaの両方を搭載することが多くなりました。
このNFCにはカードエミュレーションと呼ばれる機能があり、これを使うとNFCを「FeliCaとして使う」と言うことができるようになることから、これによる「おサイフケータイ対応のスマートフォン」も登場しています。
おサイフケータイが使えない?
カードエミュレーションによるFeliCaによって、おサイフケータイの利用にトラブルが発生することがあります。
店舗や駅の自動改札に対して、おサイフケータイ(モバイルSuicaなど)を読み取らせる際、リーダーに反応しないことから使えないという場合には、確認してみると良いでしょう。
ただし、ゲームセンターなどでゲームデータを保存するカード(Aimeなど)は、カードエミュレーションされたFeliCaに対応していない場合もあるようで、この場合には筐体側が対応しない限り使えないかもしれません。
NFCを “オン” にする
前述したように、NFCのカードエミュレーションによって「FeliCaとして使う」ようになっている機種では、NFCがオフになっているとFeliCaも使えなくなり、結果として「おサイフケータイが使えない」と言うことになります。
このため、おサイフケータイが「リーダーに反応しない」と言う場合には、NFCをオンにすると使えるようになることがあります。
再起動する
原因がカードエミュレーションによるものなのかは定かではありませんが、まれにNFCの機能が停止してしまうことがあり、これによって「おサイフケータイが使えない」と言うことがあります。
こうなると、解決策としては「スマートフォン本体を再起動する」と言うのが一番の早いでしょう。