Androidスマートフォンに設定する “パターン” や “パスワード” は、Android OSが起動後にロック画面上から入力することが多いですが、Android 6.0 marshmallowやAndroid 7.0 Nougatなどでは “パターン” や “パスワード” を入力後にAndroid OSを起動する設定をすることができます。
セキュリティーの向上
Xperiaを始めとしたAndroidスマートフォンは個人情報の塊であるために “パターン” や “パスワード” を用いた画面ロックを設定している人も多いでしょう。しかし、これらのロックは当然に機器が動作している状態で働いているので、通話やメッセージ(メール)はもちろん通知などの受信は行われてしまいます。
このため、Android 6.0 marshmallowやAndroid 7.0 Nougatなどでは、再起動や電源オンに際してAndroid OSが起動する前に “パターン” や “パスワード” などのロックをし起動の保護をすることができるようになっています。
もちろん、スマートフォン本体の電源をオフにしたり再起動したりしない限りは働かないロックなので、常に電源がオンのスマートフォンでは効果が薄いと思いがちですが、より高いセキュリティーを求める人は補助的に設定しておくと良いでしょう。
起動の保護を設定する手順
- 設定より『ロック画面とセキュリティ』をタップします。
- ロック画面とセキュリティより『画面のロック』をタップします。
- 画面ロックを選択より『任意の項目』をタップします。
今回は『パターン』を選択しました。
- 起動の保護より表示内容を確認し問題が無ければ『機器の再起動時にパターンを利用する』を選択します。
設定済みの “起動の保護” を解除する場合には『利用しない』を選択します。
- 設定するパターン(パスワード)を入力すれば完了です。
スマートフォン本体のAndroid OS起動前に “パターン” や “パスワード” を設定する(起動の保護)やり方は以上です。
スマートフォン本体の初期設定時に “パターン” や “パスワード” を設定している場合、起動の保護に関する設定が表示されますが、よくわからずに設定を進めていると知らぬ間に設定されていることがあります。この場合、起動の保護がかかり意図せずに電源オン時や再起動時にパターン(パスワード)を要求されることがあるので注意してください。